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いつもの朝にしおりをはさみました!
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いつもの朝
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「おはよう」
「おはようございます」
2人でリビングに行くと、美味しそうな匂いがした。
「おはようございます、叶多様、瑠璃様」
蓮がこちらに向かってやってくる。
「うん、おはよう」
叶多はいつもの様に机の前にある椅子に座る。
瑠璃もその隣の椅子に座る。
机の上には美味しそうなトーストと目玉焼き、サラダが置いてあった。
トーストはまだほんのり温かく作ったばかりだと教えてくれる。
「叶多様、瑠璃様。今日から学校ですよ。」
そう言われて気づいた。
(もう、1週間経ったんだ。)
今日は始業式。
夏樹の家を出て1週間。
そう言えば、ずっと叶多と一緒にいた。
「学校は車で行かれますか?」
蓮は叶多を見て聞く。
叶多は
「いいや、歩いていくよ」
と言って「いただきます」とトーストを頬張り始める。
「承知しました。」
「い、いただきます」
僕も後から食べ始める。
トーストは外はカリカリ中はふわふわで、バターがちょうど良いくらい塗ってあってとっても美味しかった。
サラダも新鮮でみずみずしくて美味しい。
「ん、美味しい…」
もごもごと食べていると、叶多がこちらを見て微笑んでいる。
「瑠璃可愛い。リスみたいに頬っ辺が膨らんでる」
叶多はそう言って僕の頬っ辺をツンツンする。
「むぅー」
トーストを飲み込み叶多を見る。
「はは、怒んないでよ」
「お取り込み中失礼します。そろそろお時間です」
蓮は叶多と僕に言う。
「ん、おーけ。じゃあ、支度しようか」
「うん」
ご飯を済ませて部屋に戻る。
部屋には綺麗に畳まれたワイシャツとシワ一つない制服が2着置いてあった。
「うん、久しぶりだね」
といいながら2人で制服に着替える。
バックも準備されていて、すぐに出れる。
「「行ってきます」」
2人で屋敷を後にした。
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