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18歳以上ですか?
44 ○にしおりをはさみました!
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44 ○
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「詳しく調べて貰いました。週末はいつも家の近くのコンビニでバイトしているそうです。これがアパートの住所です」
高橋さんと咲さんをショッピングモールに降ろしたあと、俺と柳は琉兎の元へ向かっていた。
「親は?」
「父は鉄製工場、母は四国に行った後すぐに亡くなっています。現在は少しずつですが2人で返してるみたいです…」
柳の言葉の歯切れの悪さに俺は片眉をあげた。
「なんだ?」
「これは僕、個人が調べてたどり着いた答えなのですが…彼らがどんなに頑張ろうと利息は増える一方です。そのヤクザ者達が考える次の一手といえば…AVなどの強要です…写真を拝見しましたが、星野さんご自身もですが、星野さんのお父様も結構整った容姿をされています。その言いにくいのですが、AV男優として人気が出れば…」
「たとえ返済が完了したとしても、それで脅して一生縛り付けるか…」
「はい。利益が何よりも大切ですからね…あの人たちは金を逃がしませんよ」
「2人が家に帰るのはいつだ?」
「星野さんの方は18時までのシフトで、星野さんのお父様は17時まで勤務ですね。なので、18時半にはいると思います」
父さんと待宮さんの約束が20時。迎えは鈴木に行けと伝えてあるから、間に合うように鈴木が迎えに行くだろう。
うぅ…時間があるな。もっとかかると思ったら、柳がだいたい調べてきてくれたので時間が余ってしまった。
「あぁー、柳が思った以上に情報を集めてくれたお陰で時間が余ったんだ…行きたい場所あるか?」
「あ!それなら、PLATINUMの本店に行きたいです!その、二階堂様にプレゼントを買いたくて…」
PLATINUMか…丁度いいな。今日の夜に待宮さんに会うし、言ってみる価値はある。
「藤森、向かえ」
「はい」
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