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黒く染まるは君の色彩にしおりをはさみました!
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黒く染まるは君の色彩
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「まったく…何で俺らが」
「ほんとにさ!遅刻したえおえおに行かせればいいのに!!」
「元を言えばお前の家に何もないのが悪いんだよ」
と悪態を言いつつも
正直きっくんとこの状況に俺は感謝していた
奴は俺のFBへの特別な感情に気づいている
ああいう所だけ勘が鋭いのが何とも憎たらしい。
しかし今日は気を利かせてくれたのかもしれない
その点に関しては感謝しかない。
「あろま?」
どうした?と顔をのぞきこんでくるFB
「何でもない」
慌てて目を逸らす。 俺はFBの目が好きだ。
どこまでも黒い 吸い込まれそうな真っ黒な瞳
見つめられると身体の奥の何かがぞくりと騒ぎ
自分の内側 全てを暴かれてしまいそうになる。
その感覚が堪らない程好きなのだが
これ以上はいけない という声が俺の中で自制をかける。
「何なの あろまちゅわ〜ん!水臭〜い!!」
「うるせえなあ」
そんな俺の感情も知らずにこいつはいつもこうだ。
知られていたらいたらでまずいのだが。
そんなこんなでいつでも安心24時間営業の
コンビニ様に辿り着いた訳だがそこには
見知った奴の姿があった。
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