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隆虎さんの返答に俺はそう謝りつつ答えれば。
「フラント駄目だよそいうの、ナンセンスでつまんないよ」と、何処からともなく見た目だけは可愛いイヴァンの声が聞こえて。
「イヴァン様何故!?ここに…」と隆虎さんは血相を変えたように声がする入り口に振り向けば。
そこには黒髪を緑のリボンで可愛く一つに縛った海兵さんのような格好のイヴァンと、同じ背丈の金色のクセ毛が元気よくはねた髪を、片耳側から可愛く三つ編みした、猫のようにつりあがった大きい緑の目と、まだら模様のように見えるそばかすがとっても少年ぽい子がいたので。
「ルドっ…!?お前…来たのか!!」
「だよ、フー君。ルド君来ちゃったよ、だからフー君遊ぼう!!一緒にみんなんで乱交パーティーしよう」
「えっ!?乱交パーティー!!駄目ですよ!!子供はそんな事したら、絶対駄目です」
突如やってきた、少年がまさかのぶっ飛び発言を言ったので。
俺は流石に駄目だよという顔を見せて、そう叱るように言えば。
「ええっ…駄目なの。ちぇっ…つまんない、もっと楽しくしたかったのにな。ああでも、フー君。こんな奴放り投げて僕のところにきて…もちろんいいよね?だって僕のが可愛いでしょ」
「ちょっと、君何言ってるんですか…?確かにあなたの方が年齢的にも可愛いですが…」
「いや、楓の方が何倍も可愛いぞ。だが…すまない」
隆虎さんはそう言い放ちながら席をたって、ルドの方に歩き出すので。
「隆虎さん…!?何故…どうして?」と俺は焦ったように言葉を吐き出せば。
「何故だと思う?何故だと思うよね、そりゃそうだよね。だからバカにもわかりやすく教えてあげる。僕はルドルフ、フー君とは君なんかよりも長い関係のセフレだよ」と金髪の少年ルドはそう言って。
隆虎さんの腕をとって、愛人のような素振りを見せながら、俺を嘲笑うかのようにバーから出ていってしまったので。
バーに取り残された俺は、
「そんな…セフレって…。嘘ですよね…でも…」と衝撃的な出来事に、頭を混乱させながら。
目に涙を浮かべて、置かれたウィスキーをただただじっと見つめる事しか出来ず。
「あ〜あ、浦霞楓可哀想、可哀想で可愛いってこいう事だね。ザハールにも教えておかないとな」というイヴァンのおふざけも、耳に入らなかった。
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