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fjky 雨の日にしおりをはさみました!
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fjky 雨の日
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fj視点
あー、幸せ。
雨の日って好きじゃなかったけどキヨが甘えてくれる日って分かってから今では凄い好き
今はソファにもたれながら座って、俺の太ももにキヨがまたがって座って俺に身体を密着させて抱きついている
たまに顔を俺に擦り付けるような仕草をするのがめちゃくちゃ可愛い
k「...ん、フジ..」
俺の首筋に顔を擦り付けた後肩に顎を乗せて力なく俺の名前を呼ぶキヨ
この声は甘えている時に出る声だとはもうとっくに学んでる
あと、何かを欲しがる意味でもあるって事も
f「ん〜?」
k「.....アレ、言って?」
背中をポンポンと叩きあやしながら聞いてやると肩に顎を乗せたまま腰に腕を回して更に密着して何かをおねだりするキヨ。
触れ合ってる所がポカポカ暖かい
今日は何が欲しいのかな?
f「アレ?...今日は何が欲しいの?俺にヒント頂戴?」
k「...ヒントなんて無い。」
あまり挑発しない様に優しく言うと拗ねたようでキヨはぎゅーっときつく抱きついては頭をぐりぐりして「う〜〜っ、」と声を出す
俺に察して貰いたいんだな
勘でそう察知すると俺は今まで雨の日に甘えてくるキヨにしていることを思い出していく
あ、アレか。
何時も雨の日に甘えてくるキヨにしていたことを思い出して離れない、と言わんばかりに抱きついてくるキヨを一度自分から剥がせば口を尖らせ軽く睨まれる
フワリと髪を撫でてやりながら包み込むように片方の腕で抱きしめてやれば目を細めて俺の胸板にすり寄ってきたキヨ
当たりっぽいな
f「...好き、大好き..愛してるよ、」
k「...んふふ。」
最後に甘い台詞を吐いた後ちゃんと俺を見て次される事を待っているキヨの唇に軽く触れるだけのキスを落とす
勿論この台詞はキヨの機嫌をとるための嘘では無い、ちゃんとした俺の気持ち。
嬉しそうにキヨは笑った後俺に身体を預けて瞼を閉じて規則正しい寝息を立て始める
俺に抱きついていた手は胸板辺りの服をキュ、と握っている
起きるまで居ろ、ってか。
...心配しなくても俺は何処にも行かないよ
ふふ、と笑ったあと俺はカーテンの開いた窓から未だ止まない雨を見た
静かなとある雨の日の話
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