アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
6にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
6
-
「ンっ、ゃあ....っ!」
何とか身体を引き離して、唇を袖で拭う。
風紀委員長はそれをつまらなそうに見ていた。
そして口を開く。
「.....抵抗、するのか?」
「あっ....ちが、違う....」
身体が恐怖で震えるけれど、それを押さえつけて答える。
「お前に拒否権は?」
「ない....。無いです.....」
ポロポロと涙が溢れるけれど、これ以上この恐ろしい人を刺激したくなかった。
止まれ、止まれって必死に念じる。
「柊」
「はい...」
「お前からキスしろ」
ビクッと肩が震えてしまった。
でも、俺に拒否権は無いから。
怖くて、近寄るのも嫌だった人に自ら近付く。
風紀委員長は面白そうに笑みを浮かべていた。
風紀委員長の方が、俺より少し背が高いから自然と爪先立ちになる。
そしたら、腕を取られて風紀委員長の肩をつかまされた。
恐怖で目は開けられない。
意を決して、キスをした。
自分の体温が、無くなった気がした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
42 / 61