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聞きたいこと -14にしおりをはさみました!
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聞きたいこと -14
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「なあ、お前足きつすぎ」
「はぁ?やりやすいようにキツくして
あげてんだけど?」
こういう時ほど時間が経つのは早いもので、
あっという間に計測の時間が来てしまった。
体育館まで移動している間に、
何とか他の奴とペアになる方法を探したが、
俺と達の関係を変に勘繰られるのも
困るので、どうする事もできなかった。
次に仮病で保健室ということも考えたが、
何か逃げたような感じがするし、
補講もダルいからナシ。それにどうせ
アイツのことだからちょっかい出しに
保健室に来るに違いない。
かといって達と密着するだなんて
更に困ることだった。
普通に考えてみてほしい。
思春期の男が好きな相手と密着する、
それはたいそう理想ではあるが、
実際叶ってしまったら大変なことになる。
よくそれで漫画の主人公が困っているシーンが
よくあるだろう!
やべぇ、達の体温が全部俺の身体に
伝わってくる。密着といっても触れているのは
脚のあたりだけなのに、わずかに感じる鼓動や
ほんのりと伝ってくる汗の雫が、
俺の理性を壊していく。
まずい、あと少しで…
こんな状態で腹筋なんかできるか。
「えぇ、それでは始めます、えぇ、
よーい、えぇ、スタート」
こうなったら計測に集中して気を紛らわす
しかない。そう考えた俺は勢いよく、
まるで達に向かって突進するように
何度も身体を上げ下げした。
勿論恥ずかしくて顔は全く見れない。
しかしそれは見事に逆効果だった。
激しく動くことで足が擦れ合い、
また別の刺激を生む。
もうダメだ、と思った時には
俺の下半身はかなり反応していた。
これ以上は…、これ以上いくと
ズボンを押し上げてしまう。
俺は徐々に来る腹の筋肉の痛みと、
下半身への制御との板挟みになりながら
それでも必死に運動を続けた。
「ピピー!!えぇ、そこまでー!!」
…間一髪で助かった。
「40回。お前必死すぎ」
普段ならイラッとするところだが
今はそれでいい、ただ必死と思われただけなら
大丈夫だ…。
「うるせぇ、次、お前な」
油断すると下腹部に膨らみができてしまうので
体勢に気をつけながら相手と入れ替わる。
いや、待て、場所を入れ替えたところで
相手と密着してるのは変わんねーじゃねぇか。
突然冷や汗が出て来た。
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