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嫌だにしおりをはさみました!
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嫌だ
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フジ「んでね、付き合うことになった」
聞きたくなかった。いつかはそうなるのは分かっていた、けど、いくらなんでも早すぎる、心の準備が出来てねぇよ…
キヨ「誰と」
フジ「えっと、あの…キヨぐらい人気者な子」
キヨ「あぁ、あいつか」
フジが告白されたのは、クラスでも結構目立つ、いわゆる女子のリーダー的存在だ。
あいつが1人を褒めたら周りの女子も褒める、逆にあいつが1人をいじめたら周り女子もいじめる、そんなすごい権力(?)を持つ奴だ、まぁ顔も可愛いっちゃ可愛い、今の俺には興味もねえけど。
キヨ「良かったじゃねーか、何で怯えてんだよ」
フジ「怖い、もうみんなと遊べなくなる気がして」
キヨ「フジ…」
フジ「ごめんね、自分勝手だよね、めんどくさいよね」
フジ「俺、こんなだけど、また今まで通り遊んでくれる?」
携帯から聞こえる声は泣いていた。フジは何でも自分を責める、そんなん、いくらでも遊んでやるのに、
キヨ「フジ」
フジ「キヨ?」
キヨ「お前が不安なことはよくわかった」
キヨ「お前が付き合おうがなんだろうが関係ねぇ」
キヨ「今まで…いや、今まで以上に遊んでやるよ」
フジ「キヨ…」
キヨ「だからお前は安心してリア充してろ」
フジ「うんわかった、ありがとキヨ」
キヨ「おう」
そして俺は電話を切った、最後になんか聞こえた気がするけど気のせいだろ。
キヨ「フジがリア充かぁ」
まぁ、あのイケメンぶりだ、今まで告白されなかったのが奇跡だろ、いや、イケメンすぎて近づけなかったか?
キヨ「いやだ、付き合って欲しくねぇよ…」
フジ…
俺は静かに泣いて呟いた
「大好き」
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