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贅の限界値 1にしおりをはさみました!
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贅の限界値 1
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それから恭介は度々調理部に乱入して、
クッキーやらマカロンやらを作っては図書室に持ってきた。
環先生も何故だか参加するようになり
新聞部の手伝いは日常と化していた。
一週間に一枚できる新聞は、
大量印刷され校内中に貼られては教師達に剥がされるが
茶々はめげずに校内を走り回っていた。
硝子にとって放課後のその時間はとても大切なものになっていたが、
そのせいでいつもより帰りが遅くなってしまう事もあった。
その度に母親からは、
不良だと当たられ少ない食事を更に減らされたり
顔も見たくないと物を投げつけられることもあった。
その事によって硝子は珍しく悩んでいて、
茶々の手伝いをすることも恭介のお弁当やお菓子をいただくことも
自分には、身の程知らずの行為なのかもしれないと。
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