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白色の学校初日。4にしおりをはさみました!
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白色の学校初日。4
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「う~あ!疲れた!」
誰もいない屋上で僕は大きくそう嘆いた。
知らない人から見たら不審者確定条件である。
とりあえず、午前中の感想。
男子と男子校を侮ってはいけない。
授業後に撮った写真が何時の間にかもう広がっていた。男たちが約束を破りやがったのだ 。
現在は昼休み、現時点でもはや僕を知らない人はこの学校にはもういないだろう。
昼休み前半はそのバレた奴らの対処にもう必死だった。
話しかけられ、頭撫でられ、頬を撫でられ、
頬にキスされ、頬を舐められ……。
後半は嘘だと思いたいが現実である。
購買で買ったメロンパンを食べながらだらだらするこの時間が今日の内で一番幸せかも知れない。
「初日でこれとか、酷すぎる。」
メロンパンを食べながら空を見上げる。僕の気持ちのように晴れ渡っていた。
嘘だけれどね。
僕は最後のメロンパン一口を食べ終わりゴロンと転がる。
「ふんなぁ~………眠いなぁ。」
暖かい春の日光に包まれ、だんだんと瞼が落ちてくる。
このあと直ぐに授業なのになぁ。と思いながらも眠気には勝てない。
「おい。」
最後に誰かに話しかけられた気がしたが
反応出来なかった。
僕はそのまま眠りについた。
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