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すれ違い1-4にしおりをはさみました!
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すれ違い1-4
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【星川 蒼衣】
苦情?!えっと…どうしよう。なんて言えばいいのだろう。
従業員の申し訳無さそうな顔をチラリと見て視線を泳がせると下を向きなんと説明すれば良いか自問自答を繰り返す。
「あの…お客様?」
「え。あ、はい!いえ!あの…苦情でも変更でもなくて…初めて来たんですけど…李玖さんに以前お世話になって……」
話しているうちにどんどん赤面していると自分が分かる。
身体が熱い。
「そうでしたか……ですが、申し訳ありません。李玖は先程も申し上げた通り現在接客対応中ですので。もし宜しければ登録して本日は他の子を選んでいただくか…後日予約を取っていただくかしかないのですが…いかがなさいますか?李玖の予約は2ヶ月先まで埋まってしまっていてそれ以降は現在未投資が掴めていないのですが……」
すごい…李玖さん忙しいだ。
「や、いえ!いいです!李玖さんによかったら店に来てと言われて来ただけですので!」
あれ以来、李玖さん以外の人に声をかけられたりしたけど怖くて行けなくてあの時の李玖さんも忘れられなくてただ来てしまっただけで……またもう一度会えたらなんて我が儘で来てしまっただけだ。
恥ずかしさに居た堪れなくなり、その場を立ち去ろうとした所従業員の慌てた声で引き止められた。先程まで落ち着いた様子で話していたのとは違う嬉しそうな様子で。
「ちょっと待って下さい!お客様!もしや…お名前は星川様でお間違えありませんか?」
「え?なんで俺の名前…」
「そ、そうでしたか!いえ!星川様でしたら話は別でして、李玖の方から話は聞いておりますので。此方へどうぞ…」
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