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上から目線でにしおりをはさみました!
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上から目線で
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（上から目線で ナビ△微回想２日目）（語り手は、ナビゲーター）
（場所は、柳瀬が、少年狩りしていた、サファリパークの中）
「リ・・リンゴなんか、知らないぞ、大体、食べてしまったものを、返
せるわけが、ないだろう、まぁ、それでも、果物も、悪くないから、や
って、やっても、良いぞ」
虎は、悪くない話だと、思った、なぜなら、象と居れば、雄虎に、寝て
いる時に、襲われる、事が、無いと、思っていたからだが、象は、虎が、
群れの、近くに、いれば、他の、面倒な、虎が、近づかないと、考えて
いた。
赤目虎は、プライドが、あったので、赤目象の、話しに、上から目線で、
了解して、「スマタ」の、チャンスが、増えたとも、思った。
それから、１時間程して、少年が、目を覚ました時に、赤目虎が、自分
の体の、上に、半分、乗っているのに、気がついて、
「赤目虎さん、魚、食べてくれた？」
と、最初に、問いかけけると、
「ああ、今までの、食べ物の中で、一番美味しかった。」
「生で、食べられないのなら、俺の、ために、採ってくれたのか？」
そう、少年に、語りかけたが、少年は、少し、笑って、何も、言わなか
った。
赤目虎は、嘘をついた、今までに、一番美味しかったのは、少年の、柔
らかい、肉だった。
虎と、象、特に、子象には、一定の、距離を、置くのが、ルールだった
から、そこから、少し、離れた所に、子象の、ホープが、赤目虎に、食
べられた、後、母親象に、手伝って、取ってもらった、別の、リンゴと、
ホープが、自分で、鼻と、足で、掘り起こそうとして、上手く、掘れな
かった、山芋の、折れた物などを、少年が、気を失っている間に、再度、
運んで、少年の、近くに、並べて、おいてあった。
子象は、その間、草を食べられず、お腹がすいて、倒れそうだったので、
赤目象に、草を食べに、行くから、それを、少年に、食べるように、言
って、欲しいと、伝えていた。
赤目虎も、あれから、何個か、リンゴの実を、赤目象に、渡されて、食べ
ていた。
ホープからの、食べ物の、話しを、赤目象から、聞いた、少年が、立ちあ
がり、りんごを、食べ終わろうと、していた時に、ホープが、戻って来た。
「おいしかったよ」
「また、借りができたね。」
と、少年が、語りかけたら、目を、細めて、ホープが、笑ったように、少
年には、見えた。
赤目象が、その、様子を見ながら、赤目虎に、長老の、所に、案内して、や
るつもりで、歩き始めた時、何処かから、子育て中の、雌虎が、現れた。
赤目象が、
「お前もか？」
と、雌虎に、話しかけた後に、
「坊や、仲間を、おいて、行くから、しばらく、ここを、動くな。」
「それから、明日からは、ホープが、お前の、追い込み漁を、手伝うそうだ」
と、少年の、頭の中に、話しかけた。
雌虎が、少年から、少し、離れた所を、通り過ぎた時、軽く、尻尾を、振って、
少年の顔を、見ながら、赤目象の、後を、距離を、とって、追って行った。
「やっぱり、魚、１匹じゃ、とても、足りないだ・・・」
少年は、虎が、一日で、２０ｋｇ以上も、餌を食べる事を、本で読んで、知っ
ていたので、行き先が、なんとなく、判ったので、独りごとを、呟いた。
しばらくして、少年が、ヘリが、落とした、緑の、流動食を、手に取ろうとし
た時、子象のホープが、それを、鼻で、野球の、バットで、ボールを、打つ位
の、勢いで、遠くに、投げ飛ばして、しまったのを、見て、一瞬、少年は、驚
いたが、食べては、いけないと、ホープが、言っているのを、顔を、左右に、
動かしているのを、見て、直ぐに、理解した。
その後、川の、中に、置いてきた、ホープがくれた、白くて、硬い石２つを、
取りに、戻った後、ホープの、ために、織りあげた、荒目の布を、水で、濡ら
し、ホープの、体を、それで、拭いていたら、ホープが、気持ちよさそうにし
て、小さな、尻尾を、精一杯、振っているのを見て、
「君と、出会えて、僕、今、幸せだよ」
「これからも、友達で、居てね」
「追い込み漁、本当に、明日から、手伝ってくれるの？」
と、頭の中で、ホープに、語りかけていたが、これから、どころか、明日、兵士
に、殺されるかも、知れないと、考えたら、人間より、何倍も優しい、動物達に、
出会えたので、殺されるのが、急に、怖くなってしまった。
しかし、少年は、明日以降も、殺される事なく、生かされたが、その代わりに、
他の、少年が、少し、先の、話しだが、兵士達に、残酷に、殺される所を、生き
ていた、ばかりに、見せつけられる、事になり、死んでいた方が、良かったと、
後悔させられる事に、なるのだった。
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