アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
紺野sideにしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
紺野side
-
最近、一緒の学年の有名な不良と仲良くなった
その不良は、ほとんど毎日俺の部活が終わるのを待って、俺の家に来る
アイツが初めて来た日
すげぇ小さい母さんが趣味でやってる花壇・・・まぁ、花壇っていうほど立派なもんじゃないヤツを、目をキラキラさせながら褒めた
その後、俺が卯月の存在を忘れてゲームしてると、アイツは俺のベットで寝てた
思っていたよりも、すごくいい奴で、アホで驚いた
「脅してんの?お前」
「は?」
小さい頃から一緒に居る幼馴染みがそう言う
名前は三宅 清臣(ミヤケ キヨオミ)
端麗な顔で、教師からも信頼があって友達も多い
学校でファンクラブがあるぐらいモテてるヤツ
「不良をだよ、ふ、りょ、う、名前は忘れた」
本性は、端麗な顔立ちからは考えられないほど、他人の不幸が大好きなゲス
「卯月のこと?脅してるって俺が?なんで」
「毎週家に連れてんじゃん、弱みでも握ったのかと」
「きよじゃないから」
「でも、その卯月と仲良くなってから、はるの表情筋柔らかくなったな」
「え?」
「幼馴染みの俺が言うから間違いない」
表情筋?
たしかに卯月は思ったことがすぐ顔に出たり、単純でバカで面白いけど
卯月のがうつったのかな?
でも、まぁ
きよが言うならそうなんだろ
「ってか、なんで俺が水やり手伝わなきゃなのゲームしたい」
「お前がゲーム没収された時、生徒会である俺が取り返してやってんの忘れんなよ」
「ぐッ・・・」
昼休み、中庭の花壇の水やりを手伝わされる俺
生徒会に所属してるきよの仕事らしい
俺は、ゲームに夢中になると周りが見えなくなる
だからよく没収される
今日もされた
だから仕方なくきよの手伝いをしなきゃならない
「あっ清臣くぅん!」
「アオちゃん、どうしたの?」
「あのね、私、清臣君のためにクッキー焼いてきたんだぁ」
アオちゃん
今のきよの彼女だ
多分
「本当?嬉しいな」
「じゃあ後で持ってくるね!今度は私も水やり手伝うっ!」
「ありがとうアオちゃん」
「うんっ」
そう言ってアオちゃんは友達の方へ走って行った
「っはぁ、だる・・・アイツが居たら俺の唯一の鬱憤が晴らせる昼休みがなくなる、あと手作りなんて何が入ってるか分かんねぇし、信用してねぇ好きじゃねぇヤツから貰う手作りほど嫌なもんはない」
「じゃあ彼女なんか作らなきゃいいのに」
「俺がフリーだと毎日告白の嵐だろうが、特定作ってた方が楽なんだよ、断る時アイツがいるから無理って言えるだろ」
「お前、絶対悲惨な死に方するな、ってゆーかすればいい」
「うわ、はるくんこわぁい」
「ココ終わった」
ゲームを寄こせときよに手を出す
と、ニヤニヤしながら手渡してきた
「もう没収されんなよ」
「夢中になったら無理」
「知ってる」
そう言い合ってきよと教室に戻る
きよとは違うクラスだから、途中で別れた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
17 / 141