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18歳以上ですか?
真緒sideにしおりをはさみました!
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真緒side
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ミヤくんの屋敷に入って、でっかい部屋に案内された
大きい机がぽつんっとあって、壁沿いには沢山の座布団が積まれてた
それを自分の分とって座って待っててと言ってボク達の飲み物をもってくると消えたミヤくん
「今思ったけど、1人でこの数の飲みモン持ってくんの大変だよな」
けんちゃんが座布団を1枚とりながら言う
「たしかに!けんちゃん手伝いいってらっしゃ〜い!」
「ここはじゃんけんだろ」
「・・・ま、しょうがねぇ」
たくがそう言う
いつもなら絶対めんどくせぇって言うのに
紺野遥斗と一緒にいるよーになってから、どんどん変わっていくたく
ボクの知らないたくになっちゃいそうで怖い
これもそれも全部紺野遥斗のせいだ
「じゃーんけーんぽん」
けんちゃんの掛け声で皆手を出す
けんちゃんはパー
たくもパー
紺野遥斗も、パー
ボクはグー
「はぁ・・・」
ついてない
なんでボクが行きたくもない家に行って見たくもない相手と同じ部屋で勉強して、終いには手伝いなんかしなきゃいけないわけ?
最悪だ
「・・・」
てゆーか、ミヤくんどこだよ
適当に長い廊下を歩き回る、迷子になりそう
もう迷子かも
てゆーか、ミヤくんの家知ってる紺野遥斗が行けばよかったんだゲームばっかの陰キャの大男のくせいに!!!なんなの、なんで・・・!!!!
なんでたくはあんなのがいいの・・・っ!!
「なんですか、あの集団は」
不意に女の厳しい口調で、声は少し低く、でも透き通った声が聞こえてきた
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