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悪戯⑤にしおりをはさみました!
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悪戯⑤
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左右に揺れ動く、ピンク色の球体。
それが何かを知った時に身体が全身で抵抗を示した。
「何でそんなの持ってんだよ……」
「んー?宵に使ってあげたくて買った」
「要らねえ……」
子どもにおもちゃを見せてあやす様に、彼はローターをプラプラと揺らしてみせた。
中学生の時に友達と興味本位で見たAVに出てきたことだけ覚えている。
あまりに現実味が無さすぎて、「あ、AVで見たやつだ」と薄い反応と思考を巡らせた。
「どこに使いたい?」
「……どこも絶対に嫌だ」
「そう?宵が決めないなら俺が決めるね」
そう言うと、解れた後孔にローターを押し当てられる。
少し圧を加えるだけで、奥にすんなりと飲み込まれていってしまった。
「うぅっ…いや、あ……」
「気持ち悪い?」
コクコク頷くと優しく下腹部を撫でられ、彼は「すぐに慣れるよ」とコードの先のスイッチに手を伸ばした。
身体に緊張が走り、彼の腕を掴んで首を振った。
カチ、とスイッチを入れる音。
と、同時に機械的な振動が後孔の中に伝わり、射精感が一気に押し寄せてきた。
情けない喘ぎ声を上げながら腰を浮かせて快感から逃れようとするが、それは無意味なことで。
「ああぁ……っ!!」
「罰ゲーム、6つ目。」
頬にキスを落としながら彼はそう呟いた。
上体を反らして必死に耐え忍ぶが、どうしたって規則的にナカを強く刺激してくる。
低いモーター音が粘膜に伝わり、それが漏れて聞こえるために聴覚的にも淫猥な気分にさせられる。
「は、ぁんっ…、やぁ……取ってっ……!」
「可愛いけどだーめ。」
ローターのコードを少し引っ張るだけで反射的に下半身がビクリと揺れる。
彼は含みを持たせた笑いを浮かべ、どういう事か再び下着とボトムスを履かせてきた。
「な……んで……っ」
「ん?だってまだ間違えた所直してないでしょ?」
「……は、ああ……っ」
冷静ではいられない気持ち良さと羞恥でいっぱいになった頭の中に、この後のことを予感して慄いている自分がいた。
真面目に勉強を教える気なんてハナから無かったんだ。
考えの甘い自分と、『そういうこと』ばかり頭を埋め尽くされている彼に沸々と怒りが湧いてくる。が。
「さ、勉強の続きしよっか。」
一気に現実に引き戻される言葉を聞いて、虚しく目を瞑ることしか、俺には出来なかった、
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