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キラキラが止まらない【osht】にしおりをはさみました!
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キラキラが止まらない【osht】
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※ゾム視点
今隣に重々しい空気を纏わせたひとらんらんがいるんやけど…。
「…はあ……。」
なんだろう。人でも殺してきたのか?
そう思うくらいひとらんらんの周りの空気は沈んでいた。
目も死んでる。こんなん、外道丸が死んだとき以来や。
「…なんか、あったんか?ひとらん。」
「いや、ちょっと不治の病に悩まされてて…。」
はあ?病?攻城戦の時にガンガン殺してきたこいつが?
嘘だろという視線を向けていると、もっと空気が重くなった。
あ、これはマジや。
「話してみれば治るんちゃう?」
「……聞いてくれるか?」
おお、珍し。のってきた。
「おう、聞いてやるよ。」
「実はな…。」
そこから約十分。ひとらんらんの悩み相談が続いた。
要約すると、オスマンがキラキラ見えて、まともに見れんし話せないと。
なるほど…。
「恋してる乙女か!!」
諸少女マンガのそれやないか!
読んだことないけど!
てかその「大丈夫かこいつ」見たいな視線やめろ!腹立つ!
「ひとらんいいか?俺も恋愛どうこうは知らん。
でも、どう考えても少女マンガのヒロインみたいな悩みしとるで。」
「というと?」
「恋してるってことや!」
「こい…」と呟くひとらんらん。
ぼんやりとしていたが、急に火がついたように顔が真っ赤になった。
正直見たくなかったわ…。
「い、いや…そんなわけ。」
「その顔して言えるもんじゃねえだろ。」
やれやれと溜め息をつくと、視界が陰った。
顔を上げると、いつものゆるゆる顔のオスマンがいた。
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