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18歳以上ですか?
19にしおりをはさみました!
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19
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岡田次長と合流し、しばらく公園内を散歩すると、彼が近くのカフェに連れて行ってくれた。
「ここ、珈琲が上手いんだ。」
「岡田次長って、珈琲似合います。大人って感じですもん。」
「きみに比べたら大人っていうより、おじさんなんじゃないか?14歳違うんだ。一回り以上だよ。」
「でも岡田次長、全然そんな風に見えません。何かしてるんですか? ジムとか‥。」
「あぁ。ジムは入ってるよ。健康のためにね。あとは付き合いでたまにするゴルフかな。」
やっぱり‥
ゴルフとか大人‥僕は自分が子供に感じてしまう。
「さ、お茶に付き合ってくれてありがとう。
きみは?もう帰る?」
「えっと‥あの‥‥‥ 」
「あぁ、どうした。」
あぁ、もう!どうして言ってくれないのっ。僕はまだ一緒に居たいのに!
「ふふっ。うちに来るか?今週はゴルフの予定もないからのんびりしようとDVDを借りてあるんだ。」
「お邪魔させていただきますっ!」
「あははっ。素直で可愛いな、要。よし行こう。」
岡田次長は駐車場へむかった。
「どうぞ 。」
乗るように促してくれたのはいつもの営業車ではなくて黒の国産SUVだった。
「あれ?これ、岡田次長の車ですか?」
「あぁ。そうだよ。プライベートではこれに乗ってる。たまに遠出するときに便利なんだ。
助手席に誰かを乗せるのは初めてだよ。」
え‥うれしい。些細なことで僕は舞い上がってしまう。
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