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24にしおりをはさみました!
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24
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〜雷牙side〜
そのまま流鬼に手を引かれて近くの教室に入った。
倉庫みたいで中にはたくさんの資料と教材が置いてあった。
流鬼は俺の手をいたいくらいつなぎ奥へと引っ張る。
「る、流鬼?
痛いよ、、離して・・・?」
前を歩いているから全く顔が見えない。
でも、怒っているのはわかる。
俺何かした?
したのは流鬼だよな?
てゆうかもう恋人でもなくなったんだから俺に構わず浮気相手とデートでもすればいいじゃないか?
そんな女々しいことを考え下を必然的に向く・・・。
資料室?みたいな部屋には大きな棚があった。
扉の方から見たらわからないけど棚の横には小さな扉があった。
流鬼は迷うことなくその扉を開けて俺を部屋の中に入れ鍵をかけた。
中は少し大きいソファーと、机があり漫画や毛布が置いてあった。
「・・・ここは俺の秘密の場所だ。」
流鬼が手を離しソファーに座るよう誘導した。
「・・・こんなとこあったんだな。」
鍵をかけられた部屋で逃げることはできないと悟り素直にソファーに座った。
「ここには誰もこないからよく寝に来ているんだよ。
・・・・昨日も言ったけど、もう一度俺たち話し合わないか?
俺がしたことは許されることじゃないってわかってる。
やってしまったことの償いはしていくつもりだ。
だからお前の気持ちを聞かせてほしい。
それとも、この手紙のようにサヨナラするか・・・」
流鬼は俺の左隣に座る。
でも、1人ぶんくらい開けて座った。
その行為で流鬼が本気なんだってわかった。
流鬼は昔から何かに悩んだりすると相手と距離を置いたり、俺と小さな喧嘩をした時とかよく一人分のスペースを空けて座ったりしていた。
だったら俺もちゃんと言わないといけないのだと気付いた。
「・・・・ゴメン流鬼。
俺も逃げてないでちゃんと話さないといけないんだよね。」
わがままでゴメン。
ちゃんと俺の言葉で言うよ。
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