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初めての温もりにしおりをはさみました!
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初めての温もり
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僕は目を覚ました
「ん……」
目を開けようとしたが眩しくてしばしばした
大分目が光に慣れたところで起き上がる
ーズキッー
「…!!」
体の節々が悲鳴をあげている
ズキズキと音が鳴っているようだ
僕は辺りを見回す
「…あ…???」
驚きを隠せなかった
そこから見えたのは
綺麗な木目の天井
まだ新しそうな床
明るい青い空、太陽
ピンクの花が咲いた木々
外を走り回る人の声
自分の服も見るとボロボロの服ではなく
綺麗な服になっていた
ー…ど、、こ??ここ、、、?ー
頭の中が真っ白になっている雪希は
頭を抱える
その時…
「雪希!!」
「わっ、、!!」
雪希の名前を呼びながら
抱きつきに来た
黒い髪に赤い瞳
雪希は思い出した
ーそういや…昨日父様がころされ…て…連れられたんだー
抱きついて来た赤い瞳の人は涙目で話しかけてきた
「雪希、身体大丈夫??
人間は俺らみたいに手入れなんてできないから
何日もかけて治すんでしょ??傷…」
そう言って
雪希の頬を触る
今度は腫れてない方を
「 もし傷が俺のところに移せるなら
絶対代わってあげるのに…… 」
そう言ってまた抱きついてきた
ー…と、とさまみたいに…殴らないのかな…
僕は…殴られたりするためにここへ来たんじゃないのかな…?ー
そう思いながらその赤い瞳の人の背中に
戸惑いながらも手を回した
「あ…た、、、かぃ…」
そう言って腕に力を入れた
「!!…………
雪希…これが温もりだよ?
…ちゃんと、、、覚えてね?」
そう言って赤い瞳の人は雪希の肩に顔をうずめた
その時肩の場所が少し濡れたような気がした
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