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10にしおりをはさみました!
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10
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廣川くんを…何とか止めないと
「まっ、まってください!」
ピタッと僕の腹を撫でていた手は止まり、廣川くんはゆっくりと僕を見上げた
その廣川くんの長い前髪から覗く眼光は僕を鋭く突き刺して離さない。
僕は金縛りに合ったように動けなくなった
少し動けないでいると廣川くんがそれに気付く
「君、動けないの?」
「…」
「…ハハッ、君、怖いんだ。かわいいね…」
そうして僕の眼鏡を取って、鼻息すらうるさく感じるほど顔が近づいて、
「君…綺麗な顔してるね」
そう囁いた廣川くんは
さっきよりも優しいキスをした
こんなの嫌なのに…
体は素直に反応する。
どちらのものとも分からない唾液の音が静かな教室に響き渡る
パタパタパタッ
廊下を早歩きで駆ける音が聞こえる
それに気付いた彼が僕をひょいと素早くカーテンまで運んで被せた
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