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二面
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帰路は何も話さなかった。
というより、何も話せなかった。
「ここが僕の家だから。はい、入っていいよ。」
「おう」
バタンとドアが閉まった時、
震えが起き始めた。
「うぁ、は、はぁ、おえっ」
「へいへい、また拒絶反応ですか」
何その態度。
「謝りたい、って、な、に」
「文字の通り。
高校の時は本当に申し訳なかったと
思ってる。そして、お前が自殺を図った時、あの時気づいてよかったと思っている」
「いま、さ、ら、何を言っ、てんの」
「…好きだ」
「高校の頃からずっと好きだった。」
もう訳がわからない、
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