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18歳以上ですか?
ロミオにしおりをはさみました!
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ロミオ
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部屋で勉強をしていると、
コンコンと窓が叩かれる音がした
窓が…叩かれる?
おい、ここ2階だぞ
きっと疲れてるんだ。
空耳だと思い、また机に戻る
コンコンコン
空耳なんかじゃない
恐る恐るカーテンを開けると…
「…エリック⁉」
急いで窓を開けると、
寮の前の木にエリックがいた。
「こんばんはジュリエット、迎えに来たよ」
またキザなことを言うエリック。
なんだよ、ジュリエットって。
でも、エリックがあんまりにも綺麗に笑うから
不覚にもかっこいいと思ってしまう
「こんな時間になにしてんだよ…」
「シュン、一緒に来てほしいんだ」
「はぁ…?俺木登りなんかできないんだけど。」
「ここ、そんなに高くないから
落ちてもちょっとケガするくらいだよ。
それに、
シュンは俺が受け止めるから」
ほら、と手を差し出すエリックに
ドキッと胸が鳴った
「(なんだよ、ドキッて!!) 」
「ハァ…怒られたら責任とれよ…」
フワッと木の幹に飛び乗ると、
エリックにしっかりと手を握られる。
エリックの手は俺より大きくて、冷たかった。
「それじゃあ、いこうか!」
エリックに手を引かれ、
校舎の裏側の小道を10分程歩いている
本当にこの学校は広い
「エリック、どこ行くんだ?」
「シュンに見せたいものがあって」
俺の前を行くエリック
その手はしっかり繋がれていて
エリックなら
エリックだから
嫌だって思わなかった
もっと、エリックに触れていたかった
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