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31th October midnightⅠにしおりをはさみました!
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31th October midnightⅠ
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昔々あるところに白雪姫のような少年は男らしくないと言う理由でいじめられていた。
この日はハロウィンの夜中。丁度午前0時にいじめっ子に呼び出された。
「おい、早く行けよ!!」
と一人のいじめっ子が鉄色が広がる森を指差した。
「あっーとそうだな、森の向こうにあるゴーストタウンに眠ってるホープダイヤを持ってこい。」
まぁ、行ければの話だけどなとギャハハハハハとバカ笑いをした。
白雪は怖かったが、もしここで自分が行かなかったら、ホープダイヤを持ってこなかったらどんな思いをするのか考えただけで背筋が凍った。
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ゴーストタウンと言う言葉。
ゴーストという苦手な単語。
思えば思うほど恐怖に震えて動かない足を白雪は無理矢理動かし森に向けて歩いていった。
白雪が無理矢理歩いている後ろで笑っているいじめっ子達。
怖い。物凄く。
でも行かなきゃどうなるかわからない。
「行かなきゃ…行かなきゃ…」
自分の頬に一筋の涙が伝う。
「ゴースト…お化け…」
怖い怪物とかヴァンパイアとか居るのだろうかと猫のぬいぐるみを抱いていた、手から恐怖と不安で血の気が引くのがわかった。
いじめっ子達の笑い声が急に聞こえなくなり
自分がどこにいるのか
俯いていた顔をあげ辺りを
見渡すと、鉄色をした木々が生い茂っていた。
それも普通の木ではなく、まるで不思議の国のなんとかという話に出てきそうな木ばかりだった
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