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12※(R18)にしおりをはさみました!
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12※(R18)
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「ん…っ、んんっ…」
ちゅ。ちゅ。と狭い個室内にリップ音が鳴り響く。止めどなく降ってくるキスの雨に、壮馬は精一杯受け止めていた。
「そうま」
一瞬だけ唇が離れたと思えば、慎吾は壮馬の名前を口にし、そしてまたキスをする。角度を変えられ何度も何度も壮馬の薄い唇に慎吾の唇が重ねられる。
「慎吾…っ、も、もういい、だろ…っ!」
段々と恥ずかしくなってきた壮馬は、慎吾の唇を手で塞いで顔を背けた。つい数分前にお試しではなく、本当の恋人関係になった二人なのだが、壮馬は人生で初めて出来た恋人が慎吾なのだ。あまりそういったことに慣れておらず、また相手が超絶イケメンだとなると頭がパンクしてしまいそうだった。
「ごめん、壮馬」
「ひゃっ」
慎吾は塞がれていた壮馬の手をとると、真っ赤な舌で壮馬の掌を舐めた。いつもの優しげな慎吾の瞳は今はなく、どこか余裕なさげで、いつもと違う慎吾に壮馬はゾクゾクとした何かを背筋に走らせる。
「正直、壮馬に触れたくて触れたくて、我慢出来そうにない」
そう言って慎吾は空いた手でトン…。と壮馬の肩を軽く押し、ソファに押し倒した。比較的硬いソファに手を縫い付けられ、上から覆いかぶさるように唇を塞がられる。先程の触れるだけの優しいキスではなく、今度は深いキスをされ、壮馬は上手く息が出来なかった。頭に酸素が回らなくなり、クラクラする。
「壮馬、口開けて」
慎吾に言われるがまま、壮馬はゆっくりと口を開いた。すると慎吾はそのまま唇を重ねると、ぬるりと自分の舌を壮馬の口内に侵入させる。それに驚いて舌を引っ込めようとするが、慎吾はそれを逃がさず自分の熱い舌を絡ませた。
「んっ…んぅ…!ハァ…んむ…っ」
唾液が絡む卑猥な音が耳に届く。時々舌先を吸われたり、下唇を軽く噛まれたりしていると、いつの間にか壮馬も夢中になっていた。慎吾のキスは上手く、あっという間に脳が蕩けていく。
「可愛い…」
唇が離れ、銀色の糸が二人の舌先を結び、そして名残惜しそうに途切れる。壮馬の頬を撫でながら慎吾はうっとりとしたように呟くと、腕の中に壮馬を閉じ込めた。
「…っ、しん、ご…?な、何か当たって…」
慎吾に抱きしめられ体が密着する。その時、何か硬いものが太ももに触れた。壮馬が恐る恐る尋ねれば、慎吾はそれを壮馬の股間に押し付けるようにした。
「なんだと思う?」
敢えて口には出さず、慎吾は壮馬に聞き返した。パンパンに膨らんだ慎吾の股間に目が行く。口に出すのが恥ずかしく、ギュッと唇を噛むと慎吾は「ヒント」と言って同じく膨らんだ壮馬の股間に手を触れた。
「っ、んぅ…!ば、か…!お前、どこ触って…っ」
「壮馬もガチガチじゃん。苦しい?」
制服のズボンの布越しから勃ち上がったソレを撫でられ、壮馬はビクビクと体を震わせた。
慎吾の深くて濃厚なキスですっかりと勃ったソレは苦しそうに下着の中に収まっている。正直、外に出して解放したかった。だけど、それよりも恥ずかしさが圧倒的に勝ってしまう。
「壮馬、我慢はよくないよ?」
慎吾は目元を細めて耳元でそう囁くと、カプリと耳朶に甘噛みをした。勝手に喉から甘い声が出てきてしまい、壮馬は咄嗟に自分の口を塞ぐ。キッと少し潤んだ瞳で慎吾を睨みつければ、意地悪な笑みを返される。
「慎吾…お前、そんなキャラだっけ」
「さぁ?どうだろう。わかんないな」
いつもの優しくて紳士的な慎吾とは違い、今は積極的でどこか強引な慎吾に壮馬は少し困惑した。だけど、意外な一面を見れて嬉しいとさえ思ってしまう。
「壮馬、抜きあいっこしようか」
「…へ?」
突然慎吾はニッコリ微笑むと、そう提案するなり壮馬のズボンのチャックを開け始めた。一瞬その行動に驚き身動きがとれなかった壮馬だが、「待て待て待て!」と全力で制止する。が、
「少し黙ってて」
そう言って慎吾は半ば無理矢理壮馬の唇を塞ぎ、舌を絡ませながら器用にズボンのチャックを開けて下着を少しだけ下ろした。壮馬の勃起したペニスがやっと解放されたとばかりに下着から姿を見せ、ぷるりと揺れる。
「んっ、ぅんん、んんっ!」
羞恥でどうにかなりそうで、壮馬はいやいやと足を閉じようとするが、その間に慎吾の膝が割り込んできてしまいそれは叶わなかった。その代わり、僅かに開いた唇の間に慎吾は逃さず舌を侵入させ、好きなように口内を犯した。
「そんなに嫌がんないで」
「んっ…はぁっ、はっ…ぁ…はぁ…」
「絶対気持ちいいから」
トロン。と完全に蕩けきった表情の壮馬に、まるで言い聞かせるように慎吾は微笑むと自分のズボンと下着を下ろし、そそり勃つペニスを取り出した。
「で、か…」
そのあまりの大きさに壮馬は驚くが、慎吾は特に気にする様子もなく慎吾の右手を手に取り、自分のペニスへと持っていく。
「壮馬、扱いて?」
「え…」
「いつも自分で抜いてるように、やって?」
お願い。と慎吾はまるで小さな子供がオネダリするように言うと、壮馬の手の中に自分のペニスを収めた。
(熱い…)
慎吾のペニスは火傷しそうな程熱く、驚く程硬くて壮馬はゴクリと無意識に喉を鳴らした。
自分とのキスで、これだけ興奮したのだろうか。そう思うと、何だか嬉しくなってきてしまう。
「壮馬のも、ガチガチだね」
そう言って慎吾はそっと壮馬のペニスに触れた。慎吾と比べて少し小さなペニスは、ゴツゴツとした骨張った慎吾の手の中にすっぽりと収まった。
「一緒に気持ちよくなろっか」
まるで誘われるように、壮馬はこくりと小さく頷いた。
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