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冬矢は俺の事心配じゃないのかな
考えるのは止めよう
「冬矢が心配なら降りてもいいんだぞ、まだ間に合う」
「大丈夫です」
冬矢は和海さんに付きっきり
俺は圏外みたいだしね
今は、翔達が心配
俺一人なんて寂しすぎるよ
そもそも、本当に付き合ってるのかな
俺の勘違いかも知れないよね
「一つ聞いてもいいか?」
「何ですか?」
「前に、楓の部屋の前に居たのは何故だ?」
「前・・・ああ、それはですね」
「ああ」
「メモを部屋に挟んで欲しいと言われたので」
「誰に?」
「知らない人でした、俺はファンかと思って」
「そうか」
「楓さんのファンはたくさんいるし、どうせ告白でもするつもりだったのかなって」
「成程」
「繭がいるのにすごいなーって」
「そう思ったのにメモを?」
「はい、頼まれたので」
「断ると言う選択は無かったのか?」
「ラブレターだったら悪いし」
「そうか」
港に着き、制服や荷物を全て調べられた
まだ、俺は疑われているのかな
悲しいけど仕方が無い
「すまないな、誰にも知られるわけにはいかないから調べさせてもらう」
「はい」
「これは?」
「人生ゲームですけど」
「そうか」
退屈してるかもだしね
「これは?」
「楓さんが好きなジュースです、もちろん未開封ですよ?」
「わかった」
「これは?」
「翔を驚かす虫のおもちゃです」
「むかでにゴキか・・・お前殺されるぞ」
「あはっ」
荷物チェックは合格だった
「行くぞ」
「はい」
今度は船に乗った
「大きい船、誰が運転を?」
「俺しかいないだろ」
「そうでした」
氷龍さんて、怖いイメージだけど本当は優しいのかも
だって・・・
「うっ・・・吐く」
「寝ていろ」
「あい・・・ぐっ」
寝てても気持ち悪い
しかもめちゃ速いし
「これを飲め」
「あい」
酔い止めかな?
凄く眠くなって来た
「着いたぞ」
「ふぇ」
俺、寝てた?
てか、ここどこ?
しかも、もう夜?
「無事に来れたな」
「翔!」
船から降りて周りを見渡した
「何もない」
「少し歩くぞ」
「わかった」
少し?
もう30分は歩いてるんですけど?
「着いたぞ」
「すごっ!」
さっきまで何もなかったはずなのに
目の前に豪邸が建っていた
嘘みたい・・・
「噴水」
「マーライオンじゃなくてこれはリスだ」
「リスの口から水って」
「可愛いだろ?」
「花は翔の趣味だよね」
「まぁね」
薔薇園だ
見事に咲き乱れていた
「ここは天国かな?」
「ある意味そうかもな」
玄関のドアを開けると、広々としたリビングが見えた
「行くぞ」
「うん」
翔に、屋敷の中を色々案内してもらった
「お前の部屋はここでいい?」
「十分だよ」
「じゃ、荷物を置いたらリビングに来い」
「わかった」
ここにみんないるのかな
早く会いたいな
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