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野菜も手に入ったし、今夜はビーフシチューにしようかな~
そうだ!お昼用にパンを焼こう
「どこかへ行っていたのか?」
氷龍さんに声を掛けられた
「翔と畑まで」
「ああ、馬で?」
「はい」
「そうか、足りないものがあったら俺に言え」
「ありがとう」
うん、氷龍さんもいい人
「それと」
「?」
「馬には乗れた方がいいから午後から教えてやる」
「え・・・」
「徒歩は辛いぞ」
「・・・・・おねがいします」
まずは、翔にもらったバラをリビングに飾り、掃除を始めた
「てか、広すぎでしょ?」
でも、綺麗だから掃除もすぐに終わってしまった
「あっ、翔だ」
二階の窓から庭を見降ろすと、翔がブランコにもたれて眠っていた
やはり、綺麗な寝顔
小鳥達が翔の近くでさえずっていた
「燕羽、どうしたのですか?」
「繭君、んと翔が下に」
「成程」
「楓さんの具合はどう?」
「大丈夫です」
「そっか」
なら安心だね
「燕羽」
「ん?」
「顔に泥が」
「あっ!さっき翔と畑に行ったからだ」
「そうですか」
「洗ってくるね」
「はい」
恥ずかしい!
顔を洗い、鏡を見つめた
「よしと!じゃ、パンを焼こうかな」
キッチンに戻り、パンを作り始めた
「翔、燕羽と?」
「ああ、野菜が欲しいって言うから馬で」
「そうなんだ」
翔は、目を閉じていても眠る事は無い
それは僕と似ていた
「楓はどう?」
「大丈夫」
「お前も無理するなよ」
「うん」
キッチンに向かい、水を持って部屋に戻った
「楓、はい」
「ありがとう」
水を飲む楓をじっと見つめた
「どうしたの?」
「ううん」
「そう」
本当によかった
楓は回復に向かってる
「まだ痛い?」
「大丈夫」
「体、拭こうか?」
「まだいいよ」
「うん」
包帯が痛々しかった
でも、僕には傍に居る事しか出来ない
「いい匂いがするね」
「パン!」
「燕羽が焼いてるのかな」
「うん」
この匂いは、クロワッサン
バターのいい香りがする
「繭、俺は大丈夫だから仕事があるのならどうぞ」
「うん、ここでやる」
「わかった」
「楓が寝てる時に」
「じゃ、寝た方がいいのかな」
「眠いの?」
「全然」
「じゃ、起きてて」
「うん」
「本読んであげる」
「繭が?」
「うん」
「わかった」
そして繭が持って来た本は分厚い謎の本だった
「面白い?」
「ん、そうだね」
「よかった」
まさか、悪魔召喚の本を聞かされるとは思わなかった
ほとんど、英語だし眠くなってきちゃった
もしかして、繭の戦略だったのかな
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