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ライブも終わり、しばらくは学園生活が出来そうかな
繭は生徒会以外でも忙しそうだし、寮に戻ろうかな
でも、繭は本当に可愛い
いつも俺を護るって言ってくれるけど、そんなに俺って頼りないのかな?
「ん?」
あそこに居るのは華だけど、何をしているんだろう
そっと近付き、様子を伺う事にした
葵はいないな・・・
「君さ、貧乏人のくせによくここに居る勇気があるよね」
「ホント、貧乏人は臭い!」
「恥ずかしくないの?君みたいな奴は普通の高校に通えよ」
なるほど!
これはもしかしていじめと言うやつかな
「それとも、その顔に傷を付けなければわからない?」
華は無視をしているけど、かなり陰湿な奴らだ
「何黙ってるの?マジムカつくんだけど!」
「もう、やっちゃえ!」
「僕のパパが全てを揉み消してくれるしね」
う~ん
小学生みたいな会話だけど聞いている方が恥ずかしい
「こいつにはここの制服は似合わないから切り刻もうよ」
「賛成!」
さすがにナイフは危険かもね
でも、こいつらにそんな事が出来るのかな
「あっ、ここだよ」
「いつまで待たせるんだよ」
「仕方ないだろ、やたらと広いし」
「まぁいいや、早くやって」
やはり、おかしな奴らを呼んでいたわけね
「こいつを痛めつければいいんだな?」
「うん、僕達は手が汚れるから君達でやって」
「お金ならあげるからさ」
「わかった、悪く思うなよ」
うん、これは完全に不公平だし後から来た奴らは外の人間みたい
「その綺麗な顔を殴った後で犯してもいいか?」
「好きにしろよ、悪趣味すぎるね」
「いいだろ、美人だし」
「早くやろうぜ」
華は無視してるけど、さすがにやばいね
「お手伝いが必要?」
「楓」
「何だ貴様」
「ついでにやっちまおうぜ!」
「悪く思うなよ」
頭の悪そうな奴らは嫌い
面倒臭いし
「さっきから何を言っているのかわからない」
「楓もそう思った?」
「うん、日本語で話して欲しいけど馬鹿にはむりかもね」
「だね」
「お前ら、殺す!」
「華、行けそう?」
「うん」
「何ごちゃごちゃ言ってんだ!」
「そろそろうざい!殺すとか言ってるけど、本当に殺すって言うのはね・・・」
ナイフを奪い取り、腕を切りつけた
「ぎゃー!」
「次は首を狙うよ、死んでみないとわからないでしょ?」
「そんな事をしたら警察に」
「黙れ、お前らみたいな害虫は駆除しないとね」
「ホントだよね」
死なない程度に首を切り裂いた
「ぐっ・・・っ」
「手を痛めるから殴りはしないよ」
華は綺麗な足で顔を蹴りつけた
「ぎゃ!」
「ったく、弱すぎ!」
「手ごたえが無くて退屈」
二人で笑いながら痛めつけた
地面に転がる奴らを踏みつけ、顔面を蹴りつけた
これじゃ、俺達が一方的にいじめているみたいだけど、仕方ないよね
「無理だ!引き上げるぞ」
「ううっ・・・っ」
逃げ足だけは速いし、走る力がまだあったんだ
そして華が冷たい表情で言った
「ねぇ、いじめてるつもりだった?」
「ぼ、僕はっ」
「聞いてるんだよ!くそが!!」
「痛いっ!」
華が背中を蹴った
俺はもう何もしなくてもいいや
「パパに言いつけ・・・ぎゃーー!」
「だからさ、パパパパうるさいんだよ」
華が怒ると怖いかも
しかも、今の蹴りは完全に肋骨が2,3本いったね
「イオ!何してるんだ?」
葵だ
華は乱れた制服を直し、葵に言った
「こいつらに脅されてすごく怖かったけど、楓が助けてくれた」
え?
今なんて??
「そうか、サンキューな!」
「うん」
怖かった?
何が??
「後は俺に任せろ、イオを泣かせたのはお前達?」
いやいや、嘘泣き!
「ヤバいよ、彼は止めた方がいい」
「ごめんなさい!」
そう言って逃げて行った
「大丈夫か?怪我はない?」
「うん、でも足が震えて」
そりゃね
足で蹴りまくってたし
「帰って湿布を貼ってやる、じゃ楓またな」
葵は華を抱き上げて、歩き出した
華は俺の顔を見て、笑いながら唇に人差し指を当てた
要するに黙っていろと言う事ね
うん、やはり華は怖かった
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