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たったひとつの。にしおりをはさみました!
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たったひとつの。
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さかたsaid
まーしぃが来て俺が説明を終えると、俺とまーしぃはずっと泣いていた。
センラはこんな時でも大人やなあ。
冷静に何かをずっと考えてる。
本当に尊敬する。
俺らの為に、ずっとずっと我慢してくれて。
し「センラ。」
せ「何?」
し「お前こんなん聞いてもなんも思わんの?」
せ「は?」
違う。そんな分けない。
せ「何?俺が何も考えてないて言いたいんですか?俺がうらたんの事好きじゃないとか言いたいんですか?」
し「俺や坂田が泣いてて、うらたんが死んじゃうかもしれなくて、お前は何でそんな普通の顔してんねん!」
せ「普通に見えるか?!これが?!俺がどんだけお前らの事が好きやと思ってんねん!舐めんな!」
し「舐めてないわ!」
さ「俺らがいくら言い合ってもあかんやろ!どうするか3人で考えよや・・・。」
し「・・・。」
せ「・・・とりあえず俺1回うらたんに電話します。もし、病院やったら看護師さんが出てくれはるやろうし問題なければうらたんが出てくれるわ。」
さ「わかった。俺らちょっと落ち着くわ。ごめんなセンラ。」
せ「ごめん。」
し「・・・。」
せ「・・・もしもし?!、あ、はい。えと、高橋渉さんの友達です。あ、はい。俺らです。そう、なんですか。は、い。っ、俺らそっち行きたいんですけど、今から面会出来ます?ありがとうございます、。では、。」
電話の相手は恐らく看護師さんか先生だろう。
電話を切ってこっちを向いたセンラは目が潤んでた。
せ「っ、うらたん生きてるよ。」
さ「ほんと?!」
せ「うん。でも、っ、目、見えへんって・・・。」
し「え、?」
さ「うそや、うそやろ?そんなん、おれ、」
せ「病院、行こか。」
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