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「いい返事だ」
両足をぐっと押し広げ、男がオレの頬を一撫でする。
その何でもない動作一つにオレの心臓はドキッと大きく跳ね上がった。
何だかおかしい。
期待を寄せて相手にワクワクした事はあっても、こんなにドキドキした事はこれまで一度もない。
何なんだこの人…?
「──ッう…あ…!あぁ…んッ」
考えている最中、男はそれを許さないとばかりに腰を押さえ込みグッと根元まで押し込んだ。
「思ったよりイイ声出すじゃねーか。俺のはそんなに美味いか?」
「んッ…!んぅッ…!うッ…イイ…、凄く、美味しい…っ」
「余裕そうだな。加減しねーぞ?」
この人は自分でハードルを上げてまたニヤリと笑う。
だけど決してオーバーなセリフじゃないような気がして、僕は期待に胸を膨らませた。
「…ッん!あッ…あぁ……!」
内臓を抉るように大きく突かれれば悲鳴にも似た嬉声を上げる。
でもこれは苦痛のものじゃない。悦びの悲鳴だ。
「うぁ…ッ、イイ…!あっ、ソコ…!」
「あ?ここか?」
「うんっ、凄くイイ…!それ好き…ッ」
少し解れてきたところで探るように角度を変えてきた男のモノは安易にオレのイイ所を突いた。
──たまんない。
ルックスも声もアレの形も相性も何もかもがピタリとオレの型に当てはまる。
今までにこんな相手がいただろうか?
そんな事を腹の奥で感じていると、閉じかけだった両足が徐ろに開かれた。
「あッ──」
「なんだ。柄にも無く恥ずかしいのか?」
「ぁッ…ん、違…っ」
正常位のまま足を開けばオレの下半身、つまり付いてるモノが丸見えだ。
これは経験者ならまだしも、未経験者にはきついはず。
経験上、それで萎える奴は少なくない。
「あんた…、見えて平気?」
「…?あぁ、コレのことか?」
視線を落とした彼は欲情で固くなったオレのモノを改めて目にしたが、中を埋め尽くす彼自身は衰えを感じさせなかった。
そればかりか組み敷かれたオレを見て不敵な笑みを浮かべ、信じられない行動に出た。
「ひゃ…っ!あッぁあ…!」
先端から今にも溢れ落ちそうな液体の粒を指の腹で押し潰し、男はそのままぬるぬるとオレの敏感な場所を擦り始めた。
それは強烈な快楽を与えながらどこまでも蔑み、非難し、嘲笑う。
その口元に、視線に、オレの興奮は最高潮にまで達した。
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