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歩いて転んでドキドキキャンプ!9(創side)にしおりをはさみました!
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歩いて転んでドキドキキャンプ!9(創side)
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今回は少し説教の時間が長かった。
呑気に手で水鉄砲を作って遊んでいる若葉のすぐ側で楓お母さんは喋り続ける。途中脱線して何故か千利休の話をし始めた時は驚いたが指摘してさらに怒らせても嫌なので黙って千利休についてを聞かされていた。普通に怒られるよりもキツイかもしれないな。
なかなか千利休についての愛が終わらなかったのだけれど、若葉の『そろそろ出よ?』の一言によって終わらせれる。一瞬だが若葉が神様のように見えた。
着替えを済ませて外に出ればちょうどトイレの廊下から出てきた綾人と鉢合う。まさかこんな長い間お腹が痛かったのだろうか。それは大変だったな。
『綾人氏、お腹大丈夫?痛いの飛んで行ったっぽい?』
『え…あ……う、うん…もう大丈夫。皆んなも結構長い間お風呂に入っていたんだね』
『創氏と海氏が楓氏に怒られていたっぽい』
『あぁ…』
まさか納得されるとは思っていなかった。想像できると言うことだろうか。まぁ確かに今日一日めちゃくちゃ怒られたし、そんな場面をずっと側で見ていたのだから想像なんて容易いかもしれない。
だけどそんなアッサリ納得されると此方もちょっと辛いものがあるぞ。
まぁ、綾人だから許すけど。何故だかわからないけれど、綾人にはなんでも許しちゃう。それも彼が持つ独特な雰囲気が影響しているのかもしれないな。
『綾人は今から1人で風呂かァ?もし寂しいとかあったら一緒に入ってもいーぞ』
『あ…えっ……えっ…と……ひ…1人で入るから大丈夫!まだ他に人いた?』
『いいえ、時間的にも私達が1番最後かと』
『そうなんだ!もうキャンプファイア始まってるんじゃない?皆んなはせっかくだからキャンプファイア楽しんで!俺も直ぐに風呂入って行くから…』
綾人の反応に少し疑問を感じる。何かを隠しているような…いや、考えすぎか。
皆んなはキャンプファイアに行くようにと言ってから走って行く綾人。良かった、もう本当にお腹の調子は良くなったらしい。
お言葉に甘えてキャンプファイアを見に行こう。後から追いつくと言っていたし、むしろ他の所に行かない方が得策だろう。
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