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ほっぺにちゅう？にしおりをはさみました!
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ほっぺにちゅう？
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ようやく昼休み。
あのあとも、ちょくちょくちょっかいを出してきた瀬野を軽くあしらっていたら、いつの間にか寝ていたみたいだ。
「ねぇ瀬野ー、起きて、食堂行こぉ」
トントン、と肩を叩く
「ねぇ、瀬野、ちゃん！起きないのー？俺、お腹ペコペコなんだけどぉ」
まったく、起きる気配のない瀬野
昼休みになってからもう十分は経っていて、うちの食堂はいつも大混雑なので、もしかしたらもう既に食堂の席が埋まっているかもしれない
トントン、程度では起きなかったから最終手段を使うことにした。
「…こらー、起きろ、瀬野ちゃん、あと五秒で起きなきゃ、ほっぺにちゅーしちゃうよぉ」
まぁ、実際はちゅーなんてしないし、ただつねるだけだけど、なんて思いながらも大きな声で、周囲の迷惑にならない程度にさけんだ。
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