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18歳以上ですか?
もう、いいでしょ?4にしおりをはさみました!
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もう、いいでしょ?4
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修斗が驚いた顔でこちらを振り向く。
修斗「どうした?先輩」
目を細めて、「俺何かしたっけ?」みたいな顔してる。
僕自身もなんで修斗を呼び止めたのかわかってないんだけど…
とりあえず、
どんな言葉でもいいからこれを伝えたいんだ。
僕「ねぇ、もうよくない?」
修斗「なにが?」
僕「だから、…その」
修斗「?」
僕が言いたいのは、
僕が、修斗にいますぐ伝えたいのは_______
僕「もう、怒ってないから。」
修斗「え?う、うん」
僕「そういうのもうやめて」
修斗「………そういうの?」
僕「無視する、とか…」
修斗「…!」
僕がもじもじと話しているからだろう。
修斗が「言いたかったのそれ?」みたいな顔をしているから思わず「なんだよ」と突っ込みたくなるけど(笑)
僕「な、なんか調子狂うんだよ。
もう別に前のこと怒ってないから、普通にして」
修斗「…」
正直に言えた。
ずっと伝えたかったこと_______
修斗「…先輩、もっかい言って?」
僕「も、もうばか!
もういいでしょ?とりあえずああいうのやめて」
僕いま絶対顔赤い……
恥ずかしい帰りたい…
でもまた明日から気まずよりは全然マシだから。
すると、それを言った瞬間
なぜか修斗がズンズンとこちらへ近づいて来た。
え、ななな、なに
後ずさりしようとすると、ガバッ!と抱きつかれた
修斗「…わかった。
ごめんね、先輩」
ギュッと抱きしめられて離そうにも離せない。
なんでだろう、落ち着く。
僕「………うん、いいよ」
そのあと「離せ」と言っていつも通り振る舞うと、
バイバイといって僕から家に帰った。
なんだか今までのモヤモヤが消えた、
スッキリした1日だった。
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