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奇病短編〖傷〗>>6にしおりをはさみました!
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奇病短編〖傷〗>>6
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<こーすけ視点>
フジの一言はとても確信を突いていた。確かに、治療法がないなら探せばいい。そんな単純なことに気が付かなかった。
hr「じゃあ早速探し始めよう!」
ksk「そうだな。フジ、なんか見つかり次第報告するわ。俺はヒラと2人で探してみる。」
fj「あぁ、分かった。俺も見つかり次第連絡するよ。」
俺はヒラと2人で最俺ハウスを出た。
hr「物探しといえば…やっぱり、図書館かな!」
ksk「確かに、何かあるかも。よし、行くか!」
ヒラの提案で最寄りの図書館へと寄る。時間は10時すぎ。ちょうど開館したばかりのようだ。
ここからは手分けして探すことにした。
ヒラは、刺青病について。
俺は、病全体について。
……流石に、病全体を調べようとすると大変だということが分かった。もちろん何も見つからなかった。
しかしヒラが何かを見つけたようで俺を呼ぶ。
hr「ねぇみてみて!この本だけ、刺青病について書いてあるよ!」
ksk「本当か!?ちょっと読んでみるか」
ピンポイントで探し出したヒラ。
ksk「えーっと、なになに…―――"刺青病の治療法"…?」
hr「えっ、治療法!?あのお医者さんなんも言わなかったよ?」
確かに、医者も知らなかったような病気の治療法がこんなとこの図書館にあるはずがない。
ksk「これ、めっちゃ怪しくね?」
hr「うん、9割方ガセだと思う。けど、今はどんな方法でもいいから試したい。」
ksk「そう…だな。じゃ、これ借りてフジと3人で読むか」
hr「うん!」
本を借りるため、カウンターへといく。
ksk「すみません、この本借りたいんですけど。」
司書「お預かりいたします。……?」
すると、本を渡した司書の人が困惑した表情を浮かべた。
司書「すみません、この本はここのものじゃないようなのですが…」
ksk・hr「「えっ?」」
明らかにおかしい。
ほとんどの人が知らないような病の治療法がのった本。
医者ですら知らない治療法がこんなありふれた図書館にある。
でも、この本は図書館のものではない。
……誰かに、仕組まれている?
そう思えるほど不可解だった。
とりあえず俺たちはこの本を借り(貰い)、図書館をあとにした。外に出ると夕日が輝いており、図書館からは閉館を知らせる音楽が流れていた。
hr「この本、一体なんなんだろう…」
ksk「とりあえずフジと3人で読んでみよう。話はそっからだ。」
hr「うん、そうだね!」
希望と不安を抱えながら、最俺ハウスへと戻った。
でも、何故だろう。
とても胸騒ぎがする。
この結果をフジに早く知らせたいのに、この手がなかなか家の扉を開けようとしない。
hr「こーすけ、どうしたの?入ろう?」
ヒラが家の扉を開ける。
なんだっていつも、悪い予感しか当たんないのかね。
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