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18歳以上ですか?
黄色 黒子sideにしおりをはさみました!
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黄色 黒子side
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「誰ッスか‼︎⁉︎⁇そいつ‼︎‼︎」
彼の大声で一瞬だけびっくりして体が震えた
それが僕に向けられた言葉と知りさらに驚いた
僕は生まれつき影が薄くカフェやレストランに1人で行くと誰も座っていないと勘違いされ勝手に相席にされる
それほど僕の影は薄く見つけることは困難だろう
さらに赤司くんみたいな存在感が強い人なんかの横にいると余計に霞んでしまう
さっきの黒服さんもすれ違う人も僕がいたことは気づいていないだろうし…
そんな僕をあっさり見つけた彼に驚き関心していると赤司くんがぼくの背中を押して彼の前に突き出した
僕は慌てて下を向く
周りからは僕が黙って彼を無視しているように見えるが内心は、人見知りの子どもが近所のおばさんの前に引っ張り出されてもじもじしているような、そんな感じだった
金髪の彼もなかなか話さない僕に苛立ちの表情を浮かべる
僕の声は完治していないし、変に思われたらどうしようなんてことも考えていると赤司くんが
「彼は黒子テツヤだ。
……テツヤ、こいつは黄瀬涼太。この店のNo.2なんだ。わからないことがあれば彼に聞くといいよ」
と僕の代わりに話してくれた
僕に気遣ってか、喋らないやつだから、とも言ってくれて僕が無理に話さなくてもいいようにしてくれた
ここのNo.2と紹介された黄瀬くんはさすがと言うようにモデル顔負けの綺麗な顔に身長も高く僕なんかきっと相手にしないだろう
そんなことを思いながら黄瀬くんがNo.2ならNo.1はどんな人なんだろうとワクワクして赤司くんと黄瀬くんを交互に見る
僕はハッとしてNo.2の人を紹介してもらってさらにNo.1の人も紹介してもらおうなんて図々しいにも程があると思いすぐに赤司くんの後ろへと定位置に戻った
黄瀬くんは頭の上に?を浮かべよろしくっス
とだけ残してどこかへ行ってしまった
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