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未知にしおりをはさみました!
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未知
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お酒が入ってるからなのか、なんなのか・・・。
「っ・・」
脇腹をするりと撫でられ、俺は身体を強張らせる。
無理やりだとか、相手のひとりよがりな行為ばっかりに合わせてきた俺にとって彼のような存在はむしろ未知である。
「ん・・」
尼野くんは脇腹から太ももへと、その手を滑らせ、次は俺の唇に柔らかくキスを落とす。
彼に触られた部分から、身体が熱を帯びている気がする。
「っふ・・っ・・」
片手で乳首をつままれながら、深いキスをされると背筋からゾクゾクとした快感がこみあげてきて、俺は少し困惑した。
「・・っ・・ふ・・」
舌が絡む感覚も、俺の上にまたがった尼野くんの体温も、調教されきった乳首からの快感も、全部脳に響く。
「待っ・・んっ・・・」
恐くなってきた俺は身をよじって逃げようと試みる。
けど、すぐに頭を押さえつけられて舌をねじ込まれ、阻止される。
「・・・っ、は・・」
抵抗をしても無駄だとわかるのに、抵抗をしないと、どうにかなってしまいそうで慌てる。
「・・っ、ん・・ぁ」
慌てている、のに、身体が動かない。
「っ・・・はぁ・・っは・・」
尼野くんは、俺が快感で息の仕方がよくわからなくなってきたころにキスをやめた。
恐いのに、もっとしてほしい。やめないでほしい。そんな矛盾した気持ちで、俺は尼野くんの目を見る。
欲情した尼野くんのどす黒い目が、俺だけを映したその目が心地いい。
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