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18歳以上ですか?
(220)にしおりをはさみました!
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(220)
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「何処で飯食ってたんだよ?あの柳野迅が教室まで探しに来たぞ
本当に付き合ってないのか?もしくは体だけの関係?」
戻るなりこれだ
本当に嫌になる
僕のことが嫌いなら放っておいてくれたらいいのに
この人たちの考えていることは本当によく分からない
「別に、貴方に関係ないですよね…」
思わず不満がそのまま口から出てしまい、慌てて噤んだが遅かった
「あ?なめた口聞いてんじゃねえよ、人気者のお気に入りだからって調子乗ってんのか」
昨日迅さんが冷やしてくれていくらかマシになった頬をまた殴られる
立っていた状態だったから衝撃に耐えれずに体ごと吹っ飛んでロッカーにぶつかり派手な音を立ててその場に倒れ込んだ
いくらなんでも短気すぎるだろう
「お前には床がお似合いだよ、ある意味な」
唇の端に滲む血を俯きながら拭う僕に笑って吐き捨てて席に戻っていった
他の生徒は皆笑っているか見て見ぬふりのどちらか
密かにため息をついて僕も席に戻って授業の準備をした
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