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「ぼくは自信ありますよ。どんな姿の凛くんでも凛くんを好きになる自信があります。ミミズだってオケラだってアメンボだって、すでに死体でゾンビだったとしても凛くんだったものなら喜んで食われます。それがぼくのラブです。どうです? ピュアでしょう?」
同時に気づかされた。
俺がいかに“オンナじゃない”という理由にすがりついて、傷つかないようにしていたか。
もしオンナに生まれていたら、きっと健太は振り向いてくれた、カノジョにしてくれた。でもオトコだから愛してはくれない。
そんなの、言い訳だ。
健太からすれば俺を本気にさせないための口実の一つでしかない。
鶴見の言うとおり、俺のことを本当に気に入ってくれたのなら性別なんて気にしないで受け入れてくれただろう。
つまり、
「ぼくの凛くんへの愛こそ、正真正銘の愛なんです!」
そういうことだ。
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