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気付かなかったのは#6にしおりをはさみました!
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気付かなかったのは#6
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俺は考えるのをやめて悠真にキスした。
とりあえず、軽く。
正直めっちゃ恥ずかしかったけど、さり気ない風を装った。
悠真にはきっとバレてるけどいつものようなからかいは
飛んでこなかった。
少しダボついた服の間から鎖骨が見える。
俺はそこに指を這わせてもう一回キス。
今度は、長めの。
悠真の身体が少し震えて俺の服を掴んでた。
これが悠真?あの、悠真?
いつも毒舌ばっかりで強気な悠真が
今は、なんて言うか、ただ可愛かった。
さっきまで混乱してたくせに単純だなと思ったけど
そう思った瞬間に俺の中で何かが吹っ切れた。
すぐ後ろにあったベッドに悠真を押し倒して
見つめてみた。
心なしか紅くなってるような…?
視線もなんか泳いでるし。
悠真はポーカーフェイスが割と得意だけど
今はそんな余裕ないのかな?
まさか、緊張してる、とか。
俺も人のこと言えないけどさ。
ちょっとの間見つめてたら腹の辺りを軽く蹴られた。
「あんまっ、見んな」
あー、ちょっとやばいかも。
俺別にSっ気強い方でもないと思うんだけど、
どっちかと言えばM寄りかな、とかも
思ってたけど。
今の俺はSみたい。
もう俺の中で男とか女とか関係なかった。
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