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13にしおりをはさみました!
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「よし、ついたよー」
バイクから降りる時も持ち上げてもらった。溜まり場というと倉庫とかイメージしてたけど実際はバーだった。
「当麻。入るぞ」
「はーい。じゃあももくん行こ」
森先輩と優希の後ろをついていく。綺麗な外装で森先輩が扉を開けるとそれはそれはいつものお昼ご飯同様にカラフルな頭をした人がいっぱい。
「「こんちわー」」
みんな森先輩とか美影先輩に挨拶している。優希は何度も来ているから慣れてるのか。俺は少しびびってしまって先輩の後ろに隠れてしまった
「みんなー、ももくん怖がってるからちょっと離れてー!この子は桃山志乃くんだよー。高崎くんのお友達だから手出したらだめだからね。出したらどうなるかわかってるよな?」
「「うす…」」
周りの人を黙らせて奥の部屋へと4人で進む。そこは艶のあるソファとテーブルがひとつある落ち着いた感じの場所で、他のところよりゆったりしてる。
ソファは座るとふかふかで体が沈みそう。
「森さん、美影さん。お待たせしました。」
声のする方に目を向けると最初にあった金髪さんがいた。手には4つの飲み物。
「ありがとう、まっきー!」
美影先輩が飲み物配って俺のとこには桃のジュース。絶対名前で選んだろ…!
「いえ、失礼します」
「ちょっと待ってください…!」
金髪さんが帰ろうとしたので呼び止める。
「俺、桃山志乃と言います。飲み物ありがとうございます!これからよろしくお願いします」
「…!あぁ、こちらこそ!俺の名前は牧原司です。よろしくお願いしますね」
ふわりと笑った牧原さんはイケメンだった。
その後、篠塚さんからのサービスと言って運ばれたのはミルクレープ。篠塚さんというのはここの店長さん。優しそうな人だ。
目の前の優希をみると早速ミルクレープを食べていて、頬にクリームを付けていた。しょうがないと思いつつ、ティッシュを渡そうとする前に
「優希、クリームついてる」
森先輩が優希の顔を拭いていて、確かに森先輩の方が近いし、恋人だし。でもなんだかその光景を見たら心がもやもやした。
これは優希が森先輩と付き合ってから感じてるものだけど、なんなのか原因が分からない。それが俺は余計に嫌だ。
「ももくーん、ボーッとして大丈夫?
………あ、そっか!ねむいんだね!じゃあお兄さんとお昼寝をしよう!」
「えっ、え?!」
悩んでいたら腕を引っ張られて2階に連れてかれる。
「篠塚さーん!2階の部屋借りるねー!」
「おー」
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