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18歳以上ですか?
131にしおりをはさみました!
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それから数日経過したが、あの怪我をしかけた日より視線が突き刺さるようになった。
今は僕より先生の方がたっちゃんと居るのに…
空葉『はぁ…』
なんて思いながら帰る為に玄関で、廊下を歩く女子達の会話を聞く。
『最近先生と柳君やばくない?!』
『そうそう!もうリア充かってくらい花飛ばして!!』
リア充…
仮にも教師と生徒なのに女子達の思考は…
禁断的には僕も人に言える立場じゃないけど。
なんて痛い視線をシカトしていると貴大が駆け寄ってきた。
貴大『悪い空葉、今日は…その』
照れ臭いのか顔を赤くしながら僕に謝る貴大に、ふっと笑って。
空葉『大丈夫、先生のとこ行くんでしょ?楽しんできてね。』
貴大『おうっ、気をつけて帰れよ!』
先生の元へ走って帰っていく貴大を微笑ましく感じた。
もちろん寂しさはあるけれど、貴大が幸せそうだから僕も嬉しい。
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