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帰り道にしおりをはさみました!
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帰り道
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先輩はあの人達のことをそれ以上聞かなかった
「これ捨ててくるね」
そう言って僕と先輩2人分のトレーを持って立ち上がった
そんな先輩の後ろ姿を眺める
(見られちゃったからもう先輩といられないなぁ、先輩になにかされるのは嫌だし…今日で先輩と話せるのも最後か、、時間が止まればいいのに…)
誰かに心を潰されたように苦しかった
(ダメダメ!こんな暗い顔してたら心配かけちゃう。最後なんだからちゃんと楽しもう)
1人で考えてるうちに先輩が帰ってきた
先輩が笑顔で「行こうか」と言う
本屋に行って先輩の好きなジャンルや作家を知った
CDショップで先輩がよく聴くアーティストや曲を知った
洋服を見て回って先輩の好きなブランドやファッションスタイルを知った
今日1日で先輩の色々な事を知れた
それだけで十分だった
初めから叶わないことは知ってた、ただ諦めるのが早まっただけだ。
そんなのは分かってても今隣にいる先輩とずっと一緒にいたかった
ショッピングモールの帰り道、夕闇の中を先輩と歩きながら少し涙がこぼれた
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