アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか？
嫌な予感…の巻にしおりをはさみました!
- 文字サイズ：
- 行間：
- 背景色：
- しおりがはさまれています
-
嫌な予感…の巻
-
〜〜〜♪
鼻歌に今にもスキップでもしそうなほど、ご機嫌に廊下を歩く。
「あれ？舎弟くん。ご機嫌だね、どうしたの？」
「あ、月城くん！それに、朝比奈くんに日野くんも！聞いてよ！守谷先生にケンカの仕方を教えてもらうことになったんだ！」
「「「は？」」」
「おめぇ、まじか？も、守谷っていやぁ…」
急に顔を青ざめて黙り込む、朝比奈くん。ほかの2人も同じような反応に、背中に汗がつたう。
「な、何！？何なの！？教えてよ！！」
朝比奈くんの胸元に縋り付き、必死に懇願するも顔をそらされる。終いには、無理やり俺の手を振りほどこうとする。
（逃げる気だ！させるか！）
「ダメだよ！離さないから！教えてくれるまで！」
「は、離せ！離れろ！俺は何も知らん！知ってても教えるか！」
「何で！？君の舎弟がどうなってもいいってこと！？酷いじゃないか！それでも男か！？」
「うるせぇ！勝手に舎弟になっといてよく言う！てめぇがどうなろうと知ったことか！俺は関係ないからな！」
さすがに力じゃ勝てないことを知っている俺は、コアラの赤ちゃんのようにしがみついた。
「おう、何か楽しいことしてんじゃねぇか」
聞き覚えのある声に、全員の顔が青ざめる。そこには引きつった笑顔の守谷先生が立っていた。
（も、もしかして、見た目通りの一面もある…とか…）
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
30 / 84
