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18歳以上ですか?
26にしおりをはさみました!
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26
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「ん、っ…」
まぶ、しい
目を開けると窓からちょうど射す光が、顔に当たってクラっとする。
時計を見るとまだ、5時半
早く起きすぎかな?
あ、今日学校だ……
隣で寝てるヤオさんが、起きないようにベットから抜け出す。
朝ごはん作ろう、何作ろう?
結局、和食かホットケーキかで悩んでホットケーキにした。
まだ、6時だ……早すぎたかな?
まぁ、関係ないな
そう思い、ヤオさんを叩き起しに寝室へ行く。
「ヤオさん、起きろ、」
全く起きないヤオさん、綺麗な顔……
「ん、イチトくんおはよ……」
ヤオさんは、瞳に俺を映した瞬間俺でも見惚れるくらい綺麗に笑った。
「今、何時?」
「6時くらい、」
「もうちょっと、寝よ」
そう言って、俺を巻き込んでくる。
あったかい……
俺はパンケーキのことをすっかり忘れて、ヤオさんの腕の中で寝てしまった。
~
「ん、」
「あ、起きた?おはよ」
え、ヤオさん?
……俺寝ちゃったんだ……
「あっ!?」
「え?どうしたの?」
不思議そうな顔をしたヤオさん
冷たくなっちゃったよな……
「なに?作ってくれたの?」
嬉しそうに笑を浮かべて聞いてくる。
それに、何故か恥ずかしくなって小さく頷いた。
「じゃあ、食べよ?」
そう言って、食べ始めるヤオさん
「美味しいよ、」
褒められたみたいで、嬉しかった。
そんなことを考えている間に、ヤオさんは牛乳を淹れていてくれた。
ヤオさんは苦い珈琲、俺は甘い牛乳が好き。
俺も、一度珈琲を試した時期があった。
でも、俺には甘い方が合っていたらしく気分が悪くなるほど合わなかった。
甘い方が好きな俺とは対照的に、苦い方が好きなヤオさん。
そういえば……なんで俺なんかを…
「イチト君、」
「え?」
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