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無自覚は俺たち〜むつ〜
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つよし「あ、…」
扉から出て行く華南を目でおいながら戸惑うつよしはキョロキョロしている。
下半身を露出して横たわり、体育座りのようにうずくまる、むつと、入り口を見比べ、つよしはまず、入り口を閉めた。個室の扉の外はスナックに繋がっていて外ではないが、つよしはむつに配慮したつもりだ、それから羽織っていた薄手の上着を脱いで下半身に被せた。
つよし「だ、だいじょうぶで…」
むつ「あ!」
指先が肩に触れただけで、むつがビクリと跳ねて甘い声を漏らし
つよしはボンッと爆発するように赤面した。
紅潮した体、
潤んだ瞳、
つよしは直視出来ずにいた
つよし「て、て、手錠、は、外しますね」
動揺でどもるのをとめるこもできず、震える指で手首の手錠を外そうとしたが、鍵が必要でとれそうもない、つなぎになってる金具は頑張ればいけそうだが動揺と緊張で手が震え、時間がかかっていた。
オロオロするばかりのつよしに、むつは息を吐き、うつむいて、キュッと目を閉じた。
むつ「…つ、つよし…たのむ」
つよし「はい!何でしょう!!」
むつのびっくりするぐらい弱々しい声に、つよしはむつの目の前に正座して姿勢を正した。
むつ「た、たのむ…前…ほどいて…」
つよし「あの、手錠は鍵がないと…」
むつ「ちげーよ!!」
つよし「ヒッ!」
しおらしい声を出してたかと思ったら、やっぱり怒鳴られて、腰が引けてしまうつよし。
だー!!ちきしょう!!言わなきゃダメなのか!!そうだよな!つよしオナニーって言葉すら知らなそうだし?!チキショウ!!マキぶっ殺す!!
華南も電話にでやがらねぇーし!来たかと思ったらイくの邪魔しやがるし、あいつもぶっ殺す!!
つよし「あ、あの…」
むつ「つ、つよし」
むつは強気で喋ってるつもりだが、実際は、目は潤み、しっとりかいた汗がわずかに首筋で光る、薬でうかされて吐く息は、甘い吐息交じりで、つよしからしてみれば心臓が破裂しそうなほど淫らな姿だった。
むつ「…ちんこ…縛られてて…くるし…ほどいて…くれ」
つよし「!!!」
つよしはおどろきのあまり硬直して絶句した。
それを見たむつは、絶望の色を濃くする。
ダメだこりゃ…
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