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特別編。クリスマス
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【本編と関係ありません、番外編です。】
【クリスマス。華南&北斗】
北斗「ねぇ♪ねぇ♪、華南」
華南「うわ、何その気持ち悪い笑顔、マジ嫌な予感しかししないんだけど、2人ならやらないぞ!」
部屋でくつろいでた華南の元にも、気味悪く笑う弟北斗が現れた。
ニタニタ笑う北斗を警戒して、華南は部屋から北斗を締め出そうとした。
北斗「やだなぁ、プレゼントがあるの。クリスマスプレゼント」
華南の目の前に、デカイ紙袋が提示されたが、嫌な予感は警戒心へ変わった。
華南「いらねぇよ!だいたい、クリスマスプレゼントなんて買ってきたこと今までなかったじゃんか!」
北斗「ちょっと!可愛い弟が、プレゼントしてるんだから受け取れよ!」
華南「やだよ!」
押し問答していると、紙袋がゴトッと重たい音を立てて落ち、中身が散らばった。
華南「なッ!!」
中身を見た華南は怒りでワナワナ震え出し、北斗の胸ぐらを掴んだ。
華南「てめー!何だ!この…、ミニスカサンタとミニスカトナカイの衣装は!そ、そ、それに…こ、こ、これ…」
北斗「双頭バイブ」
けろっと言った北斗が持ってきてたのは。二つのペニスが根元でくっつき一本化した、前も後ろもカリがある、レズがお互い気持ち良くなる時に使用する大人のオモチャ。
華南「見りゃ分かるんだよ!!これ着せて見せろとか言うんだろ!!いらねぇよ!!」
北斗「怒らないでよ、プレゼントだから、兄貴がどう使おうと兄貴の勝手だよ」
華南「はぁ!?」
北斗「だから、俺はプレゼントしただけ、3人でどっか出かけて外で使えば俺に見られる心配もないだろ?それに返すなんて勿体無いと思わない?サンタとトナカイの格好で双頭バイブ使って抱き合って悶えるむつさんと修二さんを〝兄さんが一人占め〟して見たいと思わないの?」
えっ?えっ?
サンタとトナカイが双頭バイブに悶え…
むつサンタと。
修二トナカイが…
むつ『ああ、無理ぃ…』
真っ赤なサンタのミニスカ衣装。ミニスカの下は生足。上は丸襟にふわふわの白い毛が付いて、袖は半袖。腰回りは少し絞ってあって、前はボタンは白いボンボンがくっついている。
修二『ッ、と…とめてぇ…』
茶色のミニスカワンピにトナカイの角付き。
前面に飾りボタンで赤いボンボンが着いていて、こちらも生足。
双頭バイブでお互いつかながって、ふるふる震えるむつと修二。
むつ『こ、こんなの…キモイ…か、華南のがいい…』
修二『ぬ、ぬいてぇ…、つ、強くしちゃ…やだぁ…』
華南「ヌオォォォォォ!!最高!!!」
鼻血をふき出しながら、鼻の下を伸ばした華南は急に真面目な顔で北斗に向き直る。
華南「弟よ!ありがとう!ありがたく受け取るよ!!」
北斗「どういたしまして」
北斗は心の中でニヤリと笑った。
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【クリスマス。修二&マキ】
修二「んー」
修二は、街に買い物に来ていた。
目的はもちろんむつと華南へのクリスマスプレゼント。でも、なかなか、決まらず2時間街をさまよっていた。
マキ「何してんの?」
修二「わっ!マキ!な、なんだよ」
背後から近づかれたものだから、驚いた修二はバクバクいう心臓を手で押さえていた。
マキ「ふふ、さてはむつと華南へプレゼントだなぁ」
修二「ッ、そ、そうだよ。邪魔だからあっち行っててよ」
マキ「ひど〜い!俺と修二はフェラ…」
マキが言いかけた口を修二は焦って無理やり両手で塞いであたりを見回す。
幸い聞かれてなかったようで、ホッと胸を撫で下ろした。
修二「もう、邪魔すんなよ!今日がプレゼント買う最後のチャンスなんだから」
マキ「ふーん明日パーティーすんの?」
修二「そうだよ」
マキ放って次の店に足を運んだが、修二の後をマキは着いて回った。
でも、別に邪魔はしてこなかったのでほっといた。
修二(あっ、このブレスレットかっこいい、このデザインなら、むつにも華南にも合うかも)
シンプルなデザインに彫り物がしてあり、色違いの天然石が付いている物。色々あるうちから。
ラピスラズリの青い石が入ったのを華南に。
ガーネットの赤い石が入ったのをむつに。
石の意味とかいろいろあったけど、直感で選んで手に取った。
マキ「自分の分は買わないの?」
修二「えっ?あ、コレはクリスマスプレゼントだから」
修二が答えると、マキは不満そうな顔をした。
マキ「むつと華南だけお揃いじゃん。だっら自分のも買って3人でお揃いにしたら?」
修二「……いや、いいよ、プレゼントだし、2人が付けてくれたらそれだけで嬉しいし」
マキ「ふーん。相変わらず馬鹿だね」
修二「なんだよ、普通プレゼントってそうゆうもんだろ」
マキ「でも君らの場合3人なんだから、2人だけお揃いのものじゃおかしいだろ」
修二「…うるさいな、マキは自分の買い物しろよ!」
マキ「ひど〜い、僕にはプレゼント買う相手がいないの知っててそんな意地悪言うんだ」
修二(し、知らないし)
マキは子供みたいに頬を膨らませ、怒ってますと主張する。
修二は呆れたが、ふと、あることに気が付いた。
修二「じゃあさマキ」
マキ「何…」
修二「明日暇なら一緒にパーティする?もちろん交換するプレゼント持参で」
マキ「…」
修二の言葉をキョトンとした瞳で受け止めるマキは、いつまでたっても動かない。
長いまつげがまたたいて、何度もまたたいて、びっくりしたように言った。
マキ「僕、今誘われた?」
修二「うん、誘った。明日、12時半暇?」
修二をじっと見つめるマキは、じわりじわりと頬が緩みだす。
マキ「…暇…」
修二「じゃあ、プレゼント買っといてね。待ち合わせは公園でいいね、迎えに行くから、それじゃあ僕ちゃんはブレスレット買ってくるね」
修二は結局、むつと華南にだけプレゼントを買いに、レジへ向かう。
マキは、その場に立ち尽くし、目の前のアクセサリーを眺めた。
マキ(…パーティ…プレゼント…)
しばらくして戻ってきた修二。
すると、マキが恥ずかしそうにモジモジし出した。
マキ「しゅっ、修二。プレゼント買うの付き合ってくれる?」
修二「(なんだ、可愛いとこあるじゃん)いいよ、何買うか決まってるの?」
マキ「うん♪あそこの店」
修二「……」
マキの指差したのは、何と、大人のオモチャが売られてる店。
マキは可愛子ぶりっ子して、照れながら言った。
マキ「どれなら喜んでくれるぅ?」
修二「しっ、知らない!1人で行けよ!」
マキ「まぁまぁ、そう言わずぅ」
修二「や、離せ、馬鹿力!バカァーー!!」
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【クリスマス。むつ&吉良】
むつ「いらっしゃいませ、ショートケーキっすね、2500円です!」
むつは、吉良の知り合いの店で、ケーキ売りのアルバイトをしていた。
吉良「睦美、お疲れ様、上がっていいよ」
むつ「お疲れ様っす!」
吉良「明日は、修二達とクリスマスパーティするの」
むつが着替えていると、吉良はニヤニヤ聞いてきた。
むつ「そおっすよ」
吉良「むつは、2人に何をプレゼントするの?」
むつ「プレゼント?」
吉良「そう、クリスマスプレゼント」
むつ「やべ、何も買ってない!」
吉良「…、バイト手伝ってくれたのは、プレゼント買うためじゃなかったの?」
むつ「え?あっ、バイトは、吉良さんが、ケーキくれるって言うから、ココのプッシュドノエル、うまいって華南が言ってて、修二が食べてみたいって言ってたの思い出して」
吉良「…(何この子、今すぐ食べちゃいたいくらい可愛いんだけど…)そ、そう」
むつ「ああ、シクッた、クリスマスって何か買うもん?」
吉良「…、まぁ、プレゼント交換とかするね」
むつ「どうしよう…、何も考えて無かった」
吉良「ああ、今からでも間に合う、すっごく喜ばれるものあるよ」
むつ「え!マジ!?なんすか?」
吉良「赤いリボンで自分を縛って、『プレゼントは、わ♪た♪し♪』とか?」
細い目を細めてお茶目に言ったが、ポカーンと口を開けたむつは、固まっている。
吉良「(あれ?ばっかじゃねぇ〜って赤くなるかと思ったのに…)」
むつ「…吉良さん」
吉良「何?睦美」
むつは、いつになく真剣に吉良の顔をまっすぐ見つめた。
むつ「リボンって何処に売ってるんすか?」
吉良「!!」
むつの真剣な顔に、むつが本気だと分かり、吉良は、混み上がる笑をこらえるのに必死だった。
吉良「…オーナーに言えば…す…少し…包装用の…分けてくれるんじゃないかな?」
むつ「マジ!?」
むつは、早速立ち上がり、オーナーの元へと向かう。1人事務所に残った吉良は、壁を叩いて腹を抱えて爆笑した。
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補足。当日修二のプレゼントを見たむつと華南が、修二を引きずって店に行き、むつと華南で一緒に修二の分のプレゼントを買ったのは、言うまでもない。
メリークリスマス
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