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(番外編)純愛>♎︎<狂愛14
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ドキドキドキドキドキドキ
マキ「…ん…はぁ…ふ…ん…」
熱い吐息が混じり合う。
酔ったみたいにバクバク高鳴る心臓と痺れて広がる嬉しさ。
百目鬼さんの薄い硬めの唇が、僕のふくよかな唇の感触を楽しむように、または、噛みつきそうなのを耐えてるかのように何度も重なって、キスしてははんで吸ってるうちに、僕が酔いしれた潤んだ瞳で口を開けて求めると、なぜかムスッとしてカプッと鼻を甘噛みしてきた。
ペロリと鼻を舐められ擽ったさに身を引くと、百目鬼さんが、自ら喰らうように甘く舌を絡めてきた。
クラクラするよぉ…
息もできないほど吸い付かれ、身体中から溢れる愛しさに、体はビリビリと痺れて下半身はジンジンしながら濡れて疼く。
猛獣と理性の間で戦う百目鬼さんは、キスが荒くなったり、強く抱きしめて優しく唇をはんだり、揺れながら、その瞳は熱くギラリと欲情して、大きな体が高揚して荒い息を繰り返す。
百目鬼さんが興奮してるのに優しく優しくと唱えてるだろう様が愛おしくて、僕は益々興奮しちゃって、足をモジモジさせてたら、それは百目鬼さんも同じみたい。
僕の着てるふわふわのネグリジェの下で、ふるふる震えてシミを作ってる僕の息子くんに、百目鬼さんの凶暴な雄の象徴が擦り付けられてゴリゴリする。硬すぎるそれは、僕を求めてて、僕は堪らず身を震わせてしまった。
マキ「んふぅぅッッ!!」
ビクビクッ!!
キスと布越しに擦りあっただけなのに、体の中の深いところからジュンッと強い痺れが襲ってきて、びっくりするくらい強いオーガズムに危なくこっちの意識が飛ぶとこだった。
マキ「はふ…ハァハァ…」
百目鬼「凶悪な淫獣め…」
マキ「ふえ…?」
強い痺れから立ち直ろうと深呼吸しただけなのに、百目鬼さんはギリッと歯ぎしりして、呼吸の整わない僕に再び、乱暴で暴れてそうな優しく務めるぎこちなく不器用なキスをする。ついでに濡れてグチャグチャになった僕の下半身に、ゴッツイ雄をゴリゴリ押し当ててきて、僕はイッたばかりで敏感なそこをグチャグチャ捏ねて擦られて興奮が止まらない。
後で百目鬼さんに聞いた話だけど、この時の僕は、今まで不敵に笑った時に出てた妖艶なエロエロオーラを纏いながら、百目鬼さんの唇に酔いしれた子猫ちゃんみたいに、幼く可愛い顔して猫耳生やしながらトロッと瞳を溶かしてて。ブチキレる要素が幾つもあって爆発寸前で念仏唱えて耐えるのが大変だったらしい。
そんな状態でなんとか耐え抜いき。
3日間毎晩シてたのが効いたのか、百目鬼さんの理性が強くなったのか、百目鬼さんの猛獣が丸くなりつつあるのか、それはわからないけど、百目鬼さんは、拳を強く握りしめ、時々目を瞑って念仏唱えながら、荒々しくなる自分を押さえ込み、僕になるべく優しくキスしてくれた。
そんな百目鬼さんの優しさが、いつもと違うキスから伝わってくる。いつもより強く抱きしめながら、触れようとする時はそろりと慎重に動く指先から伝わる。
何度も何度も重ねてほとんど知り尽くしてる体に、今初めて触れるみたいに、そっと優しく伝う手が緊張で汗ばんでる。
嬉しい嬉しい愛おしい…
マキ「ンンッ…もっと…」
百目鬼「くっ…」
理性ギリギリの百目鬼さんが可愛くて可愛くて、せがむように首に巻きついて、自分から腰を擦りつけたら、百目鬼さんは眉間にシワを寄せて呻く。
可愛いッ可愛いッ…
キスばっかりしてる…
修二が言ってた、百目鬼さんとはあまりキスしなかったって…
僕とはこの3日キスばかり
百目鬼さんからキスしてもらえたことが嬉しかったのに、僕はついに、百目鬼さんより先に理性が崩壊しかけ、魔性スイッチが入っちゃう。
マキ「百目鬼さん…好き…可愛い…」
百目鬼「クソッ…アホッ…」
目の色が変わった僕に、危機感を覚えた百目鬼さんが起き上がろうとするのを、僕はギュゥゥっ引き戻して首筋舐めてチュッチュッ吸い付く。
百目鬼「クソ淫乱が!!」
怒鳴った百目鬼さんは僕の両手を首から引き剥がしてそのままソファーに押し付けた。
キレたのかと思ったけど、その瞳には僅かに理性が残ってる。
ギラッと光る情熱の炎をたぎらせて、押さえつけた僕の左肩にガブッと牙をむいた。
マキ「あぅッ…」
キツく噛みつかれ、それも百目鬼さんの独占欲だと嬉しくなってたら、猛獣が僕を捉えた。
百目鬼「俺は優しくお前を喰らい尽くして俺のものにする。お前が大切だから、お前にそれを分からせる。今日は、俺はお前に優しくする。絶対キレねぇ、絶対キレたりしねぇ、お前に思い知らせてやる。俺がどんだけ貪欲にお前を欲してるか分からせるまで、お前の誘惑には屈しない」
今にも弾け飛びそうなのに、雄々しいまで荒い呼吸で歯を食いしばりながら、百目鬼さんは僕の瞳を見据えて唱えるように願うように言い切った。
僕が…大切…
〝次に好きになるやつは、大事に、大切にしたい…〟
そう語ってた百目鬼さんが、僕の目を見て、僕に向かって、唸るように、その熱量を持って言い切った。
マキ「…うれし…けど…」
百目鬼「…」
マキ「僕は、どんな百目鬼さんも、大好きだよ」
百目鬼「お前は何も分かってない、今から分からせてやっから覚悟しろ」
心臓が弾けちゃうよ…
百目鬼「言ったよな。俺のやり方は間違ってる。…躾直す時は蜂蜜漬けにしてドロドロに溶かしてやるのが正しいって」
ニッと意地悪く笑った百目鬼さんに、僕の心臓は破裂寸前。もう…痺れまくって、好きで、好きすぎて、大好きでカッコよくて可愛いってことしか考えられない。
マキ「そ、それは、修二の躾方だっ…」
百目鬼「お前は乱暴にされてるより、ドロドロにした時の方が〝お利口さん〟だろ?」
マキ「うえッ!?…ッ…ひゃっあん!!」
キツく噛まれた噛み跡をベロッと舐めあげられ。まるで僕の体が正解ですと答えのように、ビクンッと跳ねて震える僕を見て、百目鬼さんがさらにニッと笑う。
マキ「わ、悪い顔してる!」
百目鬼「可愛いだろ?」
僕のお尻を布越しにわし摑んで、ご丁寧に割れ目に指を潜り込ませてきた。
マキ「にゃ!?今さっき優しくするってッ!!」
百目鬼「〝不器用〟な、〝俺なり〟の〝優しさ〟だがな」
凶悪で取り込まれるような熱く燃え滾る瞳に、獰猛な猛獣の暴れる体は、まだ、正気を保ちながら、僕なお尻を揉んで蕾を刺激しながら、熱い眼差しで僕を魅了してドキドキさせて
メイプルシロップたっぷりつけてお召し上がりになるようですぅぅ…
マキ「あんッ…優しいの…イヤ…」
百目鬼「どうした魔性…、可愛い面になってるぞ」
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