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準備②にしおりをはさみました!
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準備②
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「コウタ。」
腕を掴まれて、たった一言、名前を呼ばれただけで、コウタの全身に鳥肌が立った。
見上げた湊の瞳の奥には、強い怒りが影を落としており、コウタは、ここで自分がどうふるまわなければならないのかを、この瞬間に悟った。
「ごめんなさい。」
小さな声で謝るコウタを、湊は抱きしめると、冷たい声で囁いた。
「俺に恥をかかせるな。」
湊の声は、コウタの耳の奥に響いた。
湊は、コウタの顔を上げさせて、唇を重ねた。
青白い顔をしているコウタは、湊にされるがままに口の中を犯されている。
「ふ…っ あ… 」
コウタは、遠慮がちに声を漏らすだけで、湊の舌を追おうとはしない。
だいぶ、緊張しているな。
でもそれは、ここで自分が何をするかを、理解したということだろう。
大丈夫だ。
コウタなら、大丈夫だ。
うまくできる。
そう、しつけたからな。
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