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ロミオとジュリエット 32★にしおりをはさみました!
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ロミオとジュリエット 32★
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私は、結を玄関近くの壁に押し付けた。
押し付けた壁横のキャビネットには、結がロミオとジュリエットのロミオ役で踊っている写真があった。
後ろから、結のベルトを外し、スラックスと下着をあわただしく下ろした。
結は、肘から手先までを壁につけて身体を支えている。 尻を突き出させ、尻の肉をわしづかみ、グイっと広げる。
「いっいや!!」
私は体をかがめて、結の入口をいきなり舐めた。
「ひいぁあああっ!!」
結は、苦手なことをいきなりされて悲鳴を上げた。
逃げる腰を、両手で引き戻す。
「いっいや…、ほっほんとうに、こんなところでするの?」
結の尻が震えている。
「私になら、何されても良いんだろう、ん?」
私は結の背中に覆いかぶさるようにして、結の耳たぶを噛みながら囁いた。
「でっでも!」
私は、再び下がり容赦なく結のそこを舐めまわした。
足首にたまった、スラックスと下着の淫らな姿にクラクラする。
上半身は、シャツをはだけられながら、結はまだ紺色のスーツを着ていた。
こんな性急に、結とSEXするのは初めてだ。
ジャケットとシャツをまくり上げる。腰がよじれて、結のウエストがくびれて見えた。
突き出した白い尻に、視覚的興奮をそそられる。
結は、鍛えていない痩せた尻ではない。
豊かな筋肉で、尻が盛り上がっている。
バレエダンサ―なので、腿の内側にも、綺麗な筋肉がついてカモシカのような足をしている。
割り込んだ私の大腿部を、腿の内側でいつも強く締め上げてくれる。
結の襞口を指で割り広げると、結が
「あっんっ、いやっ」と声をあげた。
「ここの、力を抜いて…。」
襞口から人差し指を入れ、いつものように中の形を確認する。
「ああっ!!ん…。」
今日は、今までしたことのない後背位からしてみる。
結は、少し苦しいかもしれない。
蕾の中の指で、腹側にある結の感じる所をさぐりあてる。
この辺りか。
「ああっ、あふっ!」
更に深く入れると、「いやっだめっ」とあえいだ。
引こうとした尻を引き寄せ、更に深く指を入れる。
「ひぁああああ!」
結は、崩れ落ちそうになる。
腰の前側に私は手を回し、結の腰を支える。
尻を突き出させ、結の尻の肉を掴んで大きく割り広げた。
「いやっ、ひどい…。」
恥骨のあたりまで見えるくらい股を広げられた結は、恥ずかしさに拒絶の声をあげた。
結の腰をがっちりホールドすると、結の濡れた入口に自分の猛り立ったものを含ませる。
「待って、だめ…。だめだったら、あっ!ああっ…!!」
「結、私を呑み込んでくれ。」
ググっ!と押し入れた。
「ああっ!いやっ、なんかいつもと違う!もっと優しく、優しくしてくれなきゃ、やだ!」
いつもの正常位と違い、結の中での当たる場所が違うはずだ。
少し痛いかもしれない。
入口の狭い所を貫通すると、結が声をあげた。 「あうううっ!」
人間の解剖学を考えれば分かるが、入口の位置や角度は十人十色。セックスの体位にも向き不向きがある。結は狭いし、腹側に向かって中が続いていている。男性だけれども、角度的にバックに向いているとは必ずしも言えない。
入口の狭い所を貫通すると、きしむような狭さが私を締め付けて来る。
「んんうっうっ…。」
更に奥にゆっくりと進む。
結を壁に押し当て、逃げられないようにして下から、突き上げる。
「ひぃいいい・・・!!」
挿入すると、結の中の形が私に合わせて包み込むように形を変える。
中が、馴染んでくるのだ。
ゆっくりと、ピストン運動を行う。
「あっあっあっ!!!!」
感度を高めてから、結の細身のものと胸をまさぐるために両手を前に回す。
指で乳首をクリっとつまみ、愛撫する。
股間にある手で、結のものを上下にさする。
「ひいぃいいいっうっ!」
同時責められた結は、食いしばった歯の間から悲鳴のような声を上げた。
中を攻められて、股間も胸もこれ以上ないくらいに敏感になっているはずだ。
私が、手を愛撫に使うと、ピストン運動が浅くゆっくりになり、結は悲鳴ではなく、あえぐようになった。
バックを突かれながら、手で性感帯を愛撫されることで、結は乱れた。
結は、手のひらや肘を壁について、自身の体を支えている。
私が結の腰を掴み、バックから大きく動くと、結がぐらつく。
「あっあっ、んっんっ・・・ああああっ!!。」
結が、先にイった。
結がイく時、後ろがきゅうっと締まり、喰いちぎられそうなきつさに私がうめいた。
直後に、腰の中がギュッと張り、じんわりと快感が広がった。
結の中の、深い所で起きる収縮にくすぐったいような気持ちよさが広がった。
イく感覚が急速にこみ上げた。腰が弓なりに反って、ビクッビクッと体が振動した。
腰から頭に快感が突き抜けて、結を後ろから抱いたまま、壁に体をもたらせかけた。
最高の感覚…。
玄関壁に寄り掛かったままのSEXから解放され、結と私はベッドに倒れていた。
組み立て用の、大きなダブルベッドの方だ。
ぐったりとしている結の背中を、指で優しく輪郭をなぞる。
綺麗な、バイオリンのようなカーブの背中…。
ソフトに、優しく、安心感を与えるように触れてゆく。
結の肩を手のひらに包み、こちらに向かせる。
結の、人形のようにつんと上を向いた可愛い鼻が目の前にある。
鼻の頭を、ちょっと撫でてやる。
結はくすぐったかったのか、自分で鼻をこすって私の胸に顔を埋めて来た。
「ご機嫌は直りましたか、王子様?」
「直っていない…。」
結は、顔を見せようとしない。
胸の中に包み込むように結を抱き、背中を優しく撫でてやる。
「私の事実婚のこと、聞きたいんじゃなかったのか?」
「聞きたくない!」そう言うと体を離して、耳をふさぐ仕草をする。
抱き止めようとすると、「いや。」と、猫のようにするりと抜けて行った。
今夜の結は、ちょっと変だった。独占欲の強さはいつものことだが、ここまで感情的になったのは初めてだ。
女性シェフや、私の事実婚のことに対するヤキモチにしては、反応が過激すぎる。事実婚していたのは、結は前から知っている。
じゃあ、いったい何なんだ…。
数日して、私はいつものごとくピッチに立っていた。
ブラオミュンヘンは、今年すでに対戦数11試合を数えた。公式試合10勝1引き分けで絶好調と言っていい。
その間には、フランスやスペインの強豪チームを相手に勝利を収めている。
中でも、うちのストライカー(シュート成功率の高い選手)マルコの活躍は目覚ましい。
11試合で6ゴール2アシストをマークしている。2月上旬のベルリンでの試合でも3-0と快勝した。
最高の状態をキープしたまま、ホーム(地元)で開催される大一番を迎えることになった。
そして、今日ブンデスリーガ(ドイツ国内試合)で、ブラオミュンヘンは、ドイツ北部のチーム・ハノーファーと対戦となった。
試合中、相手方のゴールキーパーとブラオミュンヘンのマルコが激しくぶつかり、双方負傷すると言うハプニングが起きた。
マルコは、頭部を強打しピッチに倒れ込み、苦しげにうめいている。
主審(主審判員)の許可を得て私もピッチへ入り、マルコのそばにしゃがんだ。
マルコは私の呼びかけに、低くうめいていた。
サッカー選手は強靭な体を持っているので、ここらあたりで立ち上がることが出来るのだが、マルコは動かない。 ピッチの外から見ていても、頭を強く打っていた。
脳に、損傷があるといけない。
試合続行は無理だ、一目見てそう感じた。
私が、マルコの肩に手を置く。
すぐに担架が呼ばれ、マルコが運び出された。
マルコは、すぐさま病院に搬送された。
接触相手のゴールキーパーは、顎から出血して倒れている。
会場は、倒れて起き上がれない重傷選手と救援シーンで、どよめきが起きている。
サッカー強豪国の試合は、選手1人に対し1人が競り合う、1:1のプレーが多い。
ファンも、迫力のあるプレーを望む。
競り勝てば、人気選手として名乗りを上げるが、一歩間違えば大怪我する危険といつも背中合わせだ。
その日の試合は、けが人を入れ替え、ブラオミュンヘンは、1-0で辛勝した。
私は、試合後の勝利インタビューを済ませた後、けがをしたマルコの病院に行くことになった。
マルコは、ブラオミュンヘンの主力で得点力のある選手だ。
そして、マルコとぶつかった、対戦相手ハノーファーのゴールキーパーを見舞うため、相手方の監督にその場で電話をかけた。
私が、マルコが入院した病院に着くと、マルコは検査中だった。
しばらくして、診察した医師が出て来て、私を見つけた。
「やあ、監督。」
「グルケ医師、お世話かけます。」
グルケ医師は、ブラオミュンヘンの提携医師で、この病院に勤務している脳神経外科医だ。
「マルコ選手は、頭がい骨骨折と硬膜外血腫を起こしています。頭部を強打して骨折し、脳を包んでいる硬膜と、頭蓋骨の間に血が溜った状態です。
今夜11時から、手術で血種を取り除きます。」
「今夜、これから?」
私は時計を見た。今、10時だ。
「ええ、脳が圧迫されると障害が出ますので、急ぎます。」
「脳は大丈夫ですか。」私は心配した。
「検査したところ、硬膜外血種のみのようです。」
脳が無事と聞いて、私は安堵した。
私はグルケ医師に尋ねた。
「長期離脱は、避けられませんか?」
「そうですね、入院自体は1週間ほどですが、試合に出られるのは1カ月後でしょう。」
ブンデスリーガ(ドイツ国内試合)で、2位につけているブラオミュンヘンにとって、マルコ選手の離脱は大きな痛手となる。
マルコは、イタリア出身で24歳。イタリアのセリエA(1部リーグ)から移籍して来た選手だ。
「監督、サッカーは怪我人が多いですね。今年に入って、当病院に担ぎ込まれた負傷者は3人目です。
テニスも過酷で、先日も著名選手が、あまりにも多くの選手が怪我をすることに苦言を呈していましたね。でも、一番多いのは、バレエです。」
「バレエですか?」
「そう。スポーツではなく、芸術舞踊なんでしょうけど、サッカーの2倍、負傷者が出ます。
怪我しない人なんていないくらいですよ。
特にリフトの多い男性ダンサーは腰を痛めてしまいます。トウシューズで立つ女性は足の指ですね。」
結は、そんなに危ないことをやっているのか。
結は、サッカー選手と違い、筋肉はあっても屈強な身体には程遠い。
リフトって、結が、フランスのごついバレリーナを持ち上げるのか?逆の方が良くないか?
「監督のパートナーは、バレエダンサーでしたよね。」
「ご存知、でしたか。」
「SNSで公表されたのを拝見いたしましたよ。お怪我とかされていませんか?」
「ええ、たぶん。」怪我の話は聞いたことはないが、もっとも私は結と出逢ってからまだ半年も経っていない。
「では、これから手術なので、また。」
「よろしくお願いいたします。」私はグルケ医師に、ブラオミュンヘンの主力選手マルコを託した。
マルコが検査を終え、ストレッチャーに載せられたまま、検査室から出て来た。
これから、エレベーターで階下の手術室に向かうと、看護師が教えてくれた。
私は、エレベーターの入口まで、マルコに付き添った。
マルコが、私の方を見ている。
目が不安そうだ。彼は強靭な身体の選手だが、まだ24歳の若者だ。
何か、訴えかけるように私を見ている。
そして、今度は、結が足を怪我したと聞いたのは、マルコが手術室に消えた夜11時頃だった。
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