アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
◆にしおりをはさみました!
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
- しおりがはさまれています
-
◆
-
それから高取が何をしたかというと、何
もしなかった。
本当に何もしなかったのだ。
岡本が何処でどんな目にあおうと興味も
示さなかった。
ただ体育の授業をまともに受けられずに
皆の前で笑い者にされたり、休憩時間には
何処かに連れ込まれたり、だからその後の
授業に集中出来なかったりするのを素知ら
ぬフリを装いながらニヤニヤ笑うだけの意
地悪さはあったが。
岡本の体の事情について知っているのは
本人と高取だけ。
そしてそれから解放できるのは高取だけ
だった。
だからこそ待っていた。
岡本が誰かに溺れてしまうように。
或いは逃れられない快楽の中で更に壊れ
相手など誰でもよくなることを。
「なんだよ、うっせーな。
せっかく気持ちよく寝てたのによ」
寝起きの頭を掻きながら人気のない教室
へと向かう。
昼休みを睡眠にあてていたのに野坂に邪
魔されて高取の機嫌はもちろん悪い。
「まぁまぁそう言わずに、さ。
今から面白いもの見せてやるから」
「ホントかよ…」
後ろを歩く彼は面倒くさそうに吐き捨て
る。
昼休みの最初に悪友達が岡本を連行して
いたからろくなものではないだろうと察し
てはいるが。
「いいって言うまで高取は黙っててくれる
か?
驚かせたいんだよ」
「ハイハイ…」
くだらないとは思いながら高取が頷くと、
教室の中では岡本が島崎の膝の上で揺さぶ
られていた。
しかしそんなことは日常茶飯事で、唯一
違うのは岡本が目隠しをされ腕を背中の方
で 拘束されていることくらいか。
これのどこが面白いのかと案内してきた
野坂を睨むと、野坂は苦笑いを浮かべてか
ら視線で岡本を揺さぶっている島崎を急か
した。
「いつまで頑張ってんだよ、岡本。
そんだけチ●ポビンビンにしてさ。
乳首だってこんなに尖ってんじゃん。
さっさとイッちまえよ」
「やっ、やだぁっ…!」
急かす尾山の声がかかり焦る島崎の手で
性●を擦られながら突き上げられるのに、
岡本は泣き出しそうな声で嫌だとハッキリ
拒否を示す。
“まだ壊れてないのか”と久しぶりの岡
本の拒否の言葉を聞きながら彼は感心した。
自ら乞うほど壊れてしまったと思ってい
たのに。
「岡本のくせに生意気だなっ。
イけって言ってんのによ」
野坂の声に急かされるように岡本を揺さ
ぶる島崎は動きを速め鼻息を荒くするが、
岡本の反り返るものは奥を穿たれ直接手を
伸ばされても精を吐き出すには至らなかっ
た。
島崎の手つきや腰つかいが要点を押さえ
ず愛撫と呼ぶにもお粗末なものであったせ
いだが。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
12 / 32