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聖なる夜 1 (あるいは、ケーキを買おう)にしおりをはさみました!
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聖なる夜 1 (あるいは、ケーキを買おう)
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今編です。
雰囲気、ガラッと変わります(^^;)
酷い目に合わせ過ぎたので、罪滅ぼしのショートコント?です。
《亮》
…クリスマスイブなのに、俺も打ち合わせ、秋もバイトで
忙しい。
打ち合わせを終えて、バイトを終えた秋と、大急ぎで秋と合流した。
「チキンは買った!後はケーキ!!」
秋は、今まで会えなかった分、浮かれて俺にまとわりつく。
「おっきーーいケーキにしよう!」
「2人しか居ないのに?」
はしゃぐ秋が可愛くてつい意地悪を言う。
「いーのっ!!おっきいケーキにサンタとトナカイが付いてるの!!」
むっとして秋が言う。可愛い。
「ごめんな、忙しくて予約も出来なくて。」
「だから!イブのこれからとクリスマスは2人っきり!いい?!!」
「はいはい。」
ぽんぽんと頭を撫でる。
「もう!!子供扱いしてっ!!……あれ?」
司だ。
向こうも気付いて手振ってる。
「…せっかく亮と2人なのに!…っとにもう!!気がきかないんだから!」
「じゃ、手だけ振って行く?」
と言うと、焦った顔して、
「そーいう訳にもいかない!…何してんのか気になるし!」
笑いを堪えて、からかってみた。
本当は、気になって喋りたくてうずうずしてるの、丸分かり。
「何って、ケーキ店の前だし、ケーキ買ってるんじや…。」
「う…、とにかく行こ!!ね?!」
照れ隠しに俺の手を引っ張る。
「そうだな。」
「司ーー!何やってんのー?!」
《司》
うーーーーーん……。
どれにしよーか…な…?
うがーー!さっぱりわからん!!
ケーキの前で、30分くらい悩んでたら、秋と亮が来た。
「司ーー!何やってんのー?!」
「何って…ケーキ。秋と亮もケーキ?」
「ん!!この店にしようよ、亮!おいしそーだし!」
「いいよ。」
「やった!一番大きくて、サンタとトナカイが乗ってんのね!」
秋がケーキを注文する。
いいなーー。決まってんのか…。
再度、ケーキを見比べて悩む…。はああぁ…。
冬はこのところ、調子がすっげー悪い。
最近寒くなった影響か、熱が不安定で、食欲もねーし。
せんせー、何とかしてくれって言っても、長年の虐待のツケだって言われっし…。
まぁ、刺されてからは、ずーーっと入院してるから、せんせーが具合悪くなってもすぐ診てくれるし!その点は安心だけど…。
んで!!
なんでこんなに忙しい?!!
いや、忙しいのはいーんだ、会社も儲かるし、もしかしたら俺の給料も上がる…かもしれない…、うん!
ただ、時期が悪いんだってば!!
なんでクリスマスの時期?
おかげで、プレゼントも買いに行けねーじゃねーかっ!!
冬は冬で、健気には頑張ってんものの、俺不足で更に調子が悪いし!!
今日も出勤だったし!!
イライラしてるのわかってんけど…。
うぅ……、俺も冬不足だ…。
「…ぃて…!!」
「何寝ぼけてんの?起きてる?!」
…秋に、いきなり肩、ど突かれた…。
秋よ…
寝ぼけてんじゃ無くて、悩んでると言ってくれ……。
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